英シュロップシャー州オスウェストリーに住むドーン・セイガーさんは取り返しのつかない過ちを犯してしまった。なんと10万ポンド(約1600万円)のポテトチップスをそれとは知らず、食べてしまったというのだ。
一体そんな高価なポテトチップスがどこにあり、どういう経緯で食べたのか?
2月15日、スーパーに勤務するドーンさんは、勤務中に小腹が空いたため、間食にポテチを食べた。すると袋の中に左右対称の完璧なハート型のクリスプがあったという。ちょうどバレンタインデーの翌日だったこともあり、ドーンさんはそれを写真に撮って友人たちにシェアした。
その写真を見てドーンさんの友人らは慌てた。実は昨年12月、イギリスのポテトチップスメーカー「ウォーカーズ」が、完璧なハート型のクリスプの発見者に10万ポンドの賞金を出すと発表していたのだ。このコンテストは今年3月まで開催されているので、ドーンさんにとって10万ポンドをゲットする千載一遇のチャンスだった。
友人らはドーンさんにそのことを伝えるが、時すでに遅し。1600万円になったかもしれないクリスプはドーンさんの胃袋に収まってしまっていた。コンテストに応募するためにはハート型のクリスプとその袋が保管されていなくてはならず、彼女は応募資格を失った……。
この最悪の出来事にドーンさんがひどく落胆したのは言うまでもない。
「世界の終わりというわけではないでしょ? お金があったら少しはハッピーになったと思うけど、ないんだから何も変わらないわ。もうどうでもいいんです。お金はないんですよ。それにそんなお金のせいで人生が惨めになっていたかもしれないわ。」(ドーンさん)
明らかに未練タラタラだ。彼女は今、犠牲者が増えないよう、自身の失敗談を広めているという。
「ウォーカーズのポテチを買うお客さんにはハート型のポテチを絶対に食べないよう忠告しています」(同)
ウォーカーズはドーンさんの失敗談を把握しており、彼女と同じ轍を踏まないよう「ポテチと袋を安全に保管することを忘れないでください」と注意喚起している。
ただ過ちは繰り返されるものだ。英ウェールズに住むTikTokerのコリーさんもハート型のクリスプをペロリと平らげてしまった。その時の様子は映像に収められており、多くの人から突っ込みが入った。
コリーさんの不幸を聞いたウォーカーズの広報担当者は「彼がクリスプを食べてしまったのはとても残念なことですが、私たちはコンテストの規約に従い、クリスプを大切に保管している他のウォーカーファンに対して公平である必要があります。まだ間に合うよ!」とコメント。
ただ過ちは繰り返されるものだ。英ウェールズに住むTikTokerのコリーさんもハート型のクリスプをペロリと平らげてしまった。その時の様子は映像に収められており、多くの人から突っ込みが入った。
コリーさんの不幸を聞いたウォーカーズの広報担当者は「彼がクリスプを食べてしまったのはとても残念なことですが、私たちはコンテストの規約に従い、クリスプを大切に保管している他のウォーカーファンに対して公平である必要があります。まだ間に合うよ!」とコメント。
ところで、このコンテストにはわれわれも参加できるのだろうか? ウォーカーズのウェブサイトによると、コンテストの参加資格者は英国及びアイルランド在住の18歳以上とのこと。残念ながら日本からの参加はできないようだ。
参考:「Walkers」「BBC」「The Mirror」「Lab Bible」ほか
文=S・マスカラス(TOCANA編集部)
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提供元・TOCANA
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