■がん発覚から2ヶ月半で死亡

手術によって右の卵巣が摘出され、大腸および小腸の一部も切除。摘出された細胞の一部は、病理検査にまわされた。女性は術後も入院していたが、今年1月8日に検査結果が出て、ステージ4の腺がんであることを告げられたという。

がんはすでに他臓器に転移しており、妊娠と思った腹部の膨らみは、悪性腫瘍により生じた腹水だったのだ。

女性は医師より「余命は半年から1年」と宣告され、治療は難しい状態だったため、その翌日には退院することに。次姉宅で緩和ケアを受けながら暮らしていたが、2月になると痛みのコントロールが難しくなり、ホスピスに移った。

そして、がん宣告から約2ヶ月半後の3月22日、女性は次姉に見守られながら息を引き取った。眠ったまま、安らかな表情で最期を迎えたという。