医師を選択する際のポイント

 これだけの手術を受けるには医師の選択に慎重でなければならないのではないか。今はSNSで経験者が発信する情報を参考に医師を選ぶ傾向があるというが、細井氏は、医師を選択するポイントを3つ挙げる。第一に、日本形成外科学科、日本頭蓋額顔面学会、日本口腔外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)などの認定専門医であること。第二に、顔面の骨切り手術を専門にしていて、症例数が多いこと。

 両顎手術の術数は多い医師で週3~4例、年間150〜200例をこなしている。そして第二に関連するポイントだが、第三に、形成外科医ないし美容外科医として最低10年の臨床経験を有すること。現役で医学部に入学した場合、「医学部6年+初期研修期間2年+臨床経験10年」で36歳なので、36歳以上がひとつの目安である。

 有村さんの告白で改めてクローズアップされた両顎手術。医師にも患者にもハードルの高い手術である。

(文=Business Journal編集部、協力=ドラゴン細井/「渋谷アマソラクリニック」院長)


ドラゴン細井/「渋谷アマソラクリニック」院長:取材協力

形成外科医・美容外科医
千葉大医学部卒、医師免許取得後、JR東京総合病院勤務
2016年3月末、退職。
2016年 現役医師による教育改革として、
株式会社リベライズを設立。ハイクラス家庭教師MEDUCATE運営。
医大受験専門の塾講師でもある。
2020年3月、東京・渋谷に「渋谷アマソラクリニック」を開院。院長に就任。

提供元・Business Journal

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