■「80デニールの厚み」は男女で認識の差が…
そんなタビオの強みについて、1号氏は「国内生産による品質の高さと、リードタイムの短さというメリットを活かし、ニーズに沿った商品の開発や、細やかな改善が図れる点にあります」「今回紹介したアイテムの多くも、お客様がSNS上でコメントした内容を当社で集約し、工場で試作品を作り、WEBや自社店舗などでテスト販売を重ねるなど、他社にはできないスピードで素早くニーズに対応できた結果かと思います」と、説明する。
品質に関しては、高額なグレードの素材もメリットがあれば優先して使用し、一足当たりに使う糸量も「使い心地重視」で考えているとのこと。
そのため、価格は他社のアイテムより高額になってしまうが、1号氏は「当社の経営理念である『履いて喜ばれるもの』を実現するように努力しております」と、その矜持を語ってくれた。
ところで今回、Sirabee編集部の独自調査により、全国の10〜60代の男女573名に「80デニールタイツの厚み」について尋ねたところ、「厚みが想像できる」と回答したのは、全体の36.1%と判明。
やはり男女での認知度の差が非常に大きく、30〜50代女性は6〜7割が「想像できる」と答えている一方、男性は「想像できる」の回答の割合の最も大きい10〜20代ですら15.8%という結果であった。
今回のタビオのX投稿を受け、80デニールの真価を「初めて知った」という男性は、決して少なくないだろう。