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買ってはいけないミニバンの特徴
ミニバンをおすすめできない人は?
買ってはいけないミニバンの特徴
ミニバンは広い室内空間や多彩なシートアレンジなどのメリットが多くありますが、一方で買ってはいけないミニバンも存在します。
本章では、買ってはいけないミニバンの特徴を以下3つの観点から解説します。
- 運転支援システムのついていないミニバン
- 自分の使用用途に合わないミニバン
- 維持費のかかるミニバン
1.運転支援システムのついていないミニバン
近年、各自動車メーカーは先進技術や運転支援システムの開発に力を入れています。そのため、新車で販売されるほとんどの車種が運転支援システムを搭載していると言っても過言ではありません。
ミニバンも例外ではなく、車体の大きいミニバンに運転支援システムがついていた方が安心できるのではないでしょうか。
運転支援のついていないミニバン、又はついていても先進の技術に及ばないミニバンは比較的高年式と言えます。
中古のミニバンを検討している場合は、必ず確認しておきたいところです。
2.自分の使用用途に合わないミニバン
ミニバンはさまざまな使用方法や用途で役に立ちますが、自分の使用用途に合わないミニバンは買ってはいけないと言えます。
たとえば、具体的な使用用途には以下のようなものがあります。
- 帰省や旅行など、家族や友知人と長距離移動する機会が多い
- 荷物を積んでキャンプやアウトドアへ行く
子どもの部活の送迎で使用する 上記のような使用方法や用途でない場合はミニバン以外の選択肢を模索するのがよいでしょう。
3.維持費のかかるミニバン
維持費がかかる具体例として挙げられるのが、排気量が大きいミニバンです。
とくに、毎年5月に支払う自動車税や車検時にまとめて支払う重量税などの税金は、排気量や重量によって変わります。
以下は、ミニバンの排気量ごとの自動車税の一覧です。13年以上、18年以上経過したミニバンの場合はグリーン化税制によりそれぞれ年数に見合った額が割増されます。
排気量 | 税額(令和元年10月1日以後初回新規登録) |
---|---|
1.5リットル超~2リットル以下 | 36,000円 |
2リットル超~2.5リットル以下 | 43,500円 |
2.5リットル超~3リットル以下 | 50,000円 |
3リットル超~3.5リットル以下 | 57,000円 |
3.5リットル超~4リットル以下 | 65,500円 |
参考:自動車税種別割 | 税金の種類 | 東京都主税局
ミニバンをおすすめできない人は?
大人数で移動する場合や長距離を運転する機会が多い人は、ミニバンを選ぶのがおすすめと言えます。
では、ミニバンを選ぶのをおすすめではない人にはどのような特徴があるでしょうか。
- ガソリン代や維持費を節約したい人
- 小回りが必要な場所で運転する機会が多い人
- 5人以上で乗る機会がほとんどない人
以上にあてはまる方はミニバンよりもコンパクトカーやセダンなどの方が向いているかもしれません。ひとつずつ解説していきます。
1.ガソリン代や維持費を節約したい人
ミニバンは車体が大きく重いため、燃費が悪くなりやすくガソリンを入れる頻度が高くなる傾向にあります。また、税金や保険料、タイヤ交換などの維持費も高くなります。
ハイブリッドモデルもありますが購入時の価格はガソリン車よりも高く、コンパクトカーやセダンなどに比べても割高です。
そのため、ガソリン代や維持費を節約したい人には、ミニバンはおすすめできません。
2.小回りが必要な場所で運転する機会が多い人
買い物で使ったり、道の狭いところで乗ったりする機会の多い方の場合、ミニバンはおすすめできません。
サイズにもよりますがミニバンは全長が長く幅も広いため、狭い路地や駐車場などでの運転には不向きです。
また、大きさゆえに視界も悪くなりやすく、車体をこすってしまったりやぶつけたりするリスクも高くなります。普段の使い方を考えたうえで車選びをすることが大切です。
3.5人以上で乗る機会がほとんどない人
5人以上で乗る機会のない人がミニバンを選ぶのはよくないのでしょうか。そういうわけではありません。
4人で乗って2列目や3列目を使わずに荷室としての使用も可能なので、用途やニーズに合わせた車選びが重要と言えます。
しかし、軽自動車やコンパクトカーなどと比べると室内空間を持て余してしまったり、維持費が高くついたりします。
5人以上乗せたり、荷物を多く載せたりしないのであれば大きいサイズのミニバンは不要と言えるでしょう。