ペナルティ2:トラブルが起きても補償がない

クレジットカードの紛失や盗難、またそれによる不正利用などのトラブルは、通常は盗難補償制度による補償を受けることができるが、名義人以外のトラブルは補償されない。たとえ不正利用されたとしても、その代金を支払わなければならない。

ペナルティ3:犯罪になることもある

名義人と偽ってモノやサービスを得ることは販売者を騙したということになり、詐欺罪に問われることもある。

実際に、家族名義のカードを他の家族が使用した裁判で、詐欺罪に当たるという判決が出されたケースがある。

家族カードを作ろう

家族間でカードの貸し借りをしないようにするためには、家族カードを作ることをおすすめする。

家族カードの名義人は利用者本人となり、子ども用に作れば子どもが名義人となるため、安心して使用できるだろう。

文・阪田順子(ファイナンシャル・プランナー)
保険会社での営業、一般企業の経理職などを経て、2020年にファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用や株式投資の講座を開講。投資を中心にお金にまつわる記事の執筆・監修を行う。