電動アシスト自転車『ADO Air 20』の実力を街中でテスト!
ADO Air 20と街に繰り出して、走行感をチェック。
オシャレで便利なだけじゃない、その実態を探っていく。
シングルギア+電動アシスト『3段階』
〜平坦路編〜
カーボンベルトによる滑らかな踏み込み感が心地よく、とにかく軽快!平坦路の場合は、アシストを一番弱いものに設定しても十分ペダリングをサポートしてくれる。シングルギアであるゆえに、漕ぎ出しには多少の重さは感じるものの、アシストパワーを強にすることで十分カバーできた。
また、太めのタイヤがちょっとした段差をソフトに乗り越えてくれるので、乗り心地はとてもジェントルだ。
勾配およそ20%の激坂にチャレンジ!
〜坂道編〜
電動アシストの実力を試すなら、坂をのぼってみるのが一番。しかし……この坂、さすがにキツすぎでは?
少し掠れた「急坂注意」の看板に恐れおののく筆者。まずは自転車を降り、自分の足で上ってその傾斜を体感してみる。あまりに急な坂ゆえか、道の片側サイドに階段が備わっていて、歩行者の多くはそこを通行していた。スマートフォンの水平器アプリで測ると傾斜角は11度で、勾配に換算すると大体20%弱になるらしい。普通に歩いても、少々息切れしてしまうくらいには強烈な坂だ。
ちなみに、ADO Air 20にはアシスト操作ディスプレイのマイナスボタンを押し続けることで作動する、ウォーキングモードというものが存在し、押し歩きを更に楽にしてくれる。
立ちはだかる急勾配に自信を持てぬままスタートしたものの、アシストパワーを信じて前進!なんと、この急坂を立ち漕ぎになることもなく走破することができた。想像を超えるパワーに、少々驚きだ。
前後ディスクブレーキで急な下りも安全に減速
こうした急勾配を下る際、減速のコントロールが必要なのはもちろん、坂の出口が交差点であったりする場合も多く”止まりたいところで止まれる”というのが特に重要となるが、前後油圧ブレーキ装備であることはこういった場面で強い。前後に採用したディスクブレーキの制動力の高さで、安心安全を実感できた。
ADO Air 20の細部をチェック!
やはり特筆すべきは、ぱっと見で電動アシスト自転車とわからない、そのスマートな見た目。バッテリーはサドル下(シートピラー)にあるが、言われなければ…というより言われても、それがバッテリーだと分からない。そんなバッテリーは取り外すことなく充電が可能だ。フレームは無駄をそぎ落としたアルミ製で、軽量化に一役買っている。もちろん、その剛性も確かだ。
また、乗り手の体格やライディングポジションに合わせて、サドルとハンドルの高さがそれぞれ調節できる。(ちなみにモデルとなった筆者の身長は161㎝)
この部分がバッテリー!信頼性の高いサムスン製を採用
車両の付属品
ADO Air 20には、デフォルトで様々なアイテムが付属品として同梱される。
充電用ACアダプタ、バッテリーロック用のカギといった必須アイテムはもちろん、組み立てに必要な工具セット、樹脂製の前後フェンダー、米式バルブ対応のエアポンプ、そしてなんとスマートフォンホルダーも付いてくる!至れり尽くせりだ。
オプション品
機能性&デザイン性にこだわったオプション品が充実しているのがADO Air 20の魅力。その中でも注目のアイテムをご紹介!
ヘルメット
今回走行レビュー時に使用したADOオリジナルヘルメットは、シールド部分にマグネットボタンが3つついており、ワンタッチで着脱が可能。シールドを使用しない時には、その上下を返して装着すれば、別でシールドを何かに入れて持ち運んだりする必要がない、便利な2way仕様になっている。
スマート指紋ケーブル ロック
ダイヤルタイプや鍵を差し込むタイプが一般的なケーブルロックだが、こちらは指紋認証式!
ダイヤルの番号を忘れてしまったり、でたらめに番号を合わせていって開けられてしまう可能性や、鍵を紛失してしまう…といったデメリットが一掃される、最新のロックだ。
増設バッテリー(AIRシリーズ)
見た目はドリンクボトルながら、中身は増設バッテリーという、遊びゴコロ満載なオシャレデザインがたまらない。標準のバッテリーのみでも約100kmの走行が可能なADO Air 20だが、万が一のリザーブタンクとしてこれをつけておくと、より安心だ。
AIR20用収納袋(輪行袋)
バッテリー込みで18㎏という軽量自慢な車体を生かして持ち運ぶのなら、やはり輪行袋は欠かせない。