タクシー後部座席乗車時のシートベルト着用を視覚と聴覚で促し「乗客の安全性向上」に貢献
タクシー後部座席イメージ(出典:トヨタ自動車WEBサイト https://toyota.jp/)
自動車用品メーカーの株式会社コラント(本社:岐阜県羽島市、代表:堀 雅利)とマジカル・テクニカ株式会社(埼玉県深谷市、代表:柴﨑宏之)は、タクシー後部座席の乗客にシートベルトの着用を視覚警報(表示灯)と聴覚警報(警告音)で促し、乗客の安全性を向上させることを目的としたアフターパーツ業界では初となる「タクシー後部座席専用シートベルトリマインダーシステム」を開発し、主に国内外のタクシー事業者に向け2024年8月より順次発売を開始する予定です。
2008年に後部座席のシートベルト着用が義務化されたものの、一般道での着用率は43.7%(シートベルト着用状況全国調査 2024年2月JAF・警視庁合同発表)にとどまり、特にタクシーにおいてはドライバーが乗客にシートベルトの着用を促すことでトラブルになるケースもあり、ドライバーが乗客にシートベルト着用を強く要請できず着用率が改善しない要因となっています。
このシステムは、現在タクシー事業者で運用されている既存タクシー車両向けに専用設計したもので、「安全ベルトリマインダー装置」に関する協定規則(国土交通省が採用している国際的な安全基準)に則った仕様を特徴とし、現在運用されている既存の車両に速度や着座状態に応じて視覚警報(表示灯)と聴覚警報(警告音)の2段階の警報を行う専用ユニットを装着し、タクシーの後部座席に乗車する乗客にシートベルトの確実な着用を視覚と聴覚で効果的に促すことを目的としています。なお、本製品は協定規則への適合を証明するEマーク認証を申請中です。
トヨタ JPN TAXI(出典:トヨタ自動車WEBサイト https://toyota.jp/)