サクサク、ふわふわにパンを焼くことができるトースター。パンをよく食べる人にとっては必須ともいえる家電です。しかし、トースターにはいろんな製品があり、初めて購入する方や買い替えを検討している方にとっては悩みの種かもしれません。
本記事では、トースターのメリットから具体的な選び方まで詳しく解説するほか、おすすめの製品をたくさん紹介します。あなたの生活にぴったりのトースターを見つけるための参考にしてください。
トースターのメリット
選び方やおすすめ製品について解説する前に、そもそもトースターが必要なのかどうかについてです。オーブンレンジやフライパンでもトーストを作ることはできますが、トースターを購入するのにもメリットがあります。
まず第一に、トースターは短時間で均一に焼き上げることができる点です。オーブンレンジの場合、予熱時間が必要であったり、焼きムラが発生することがあります。また、トースターにはパン以外にもピザやグラタンなどさまざまな料理を手軽に調理できるモデルもあり、いろんな用途で使えるのも魅力です。
トースターの選び方
ここからはトースターの選び方について解説していきます。
■種類
まずは、どの種類のトースターにするのかを決めましょう。一般的にはオーブントースターとポップアップトースターの2種類があります。
オーブントースター
オーブントースターは、電子レンジのような見た目で、網の上にパンを並べて焼くタイプのトースター。多機能でパン以外にもさまざまな料理に対応できるのが特徴です。例えば、ピザやクッキー、グラタンなどを焼くことができ、トースト以外の用途にも幅広く使えます。しかし、比較的大きめでキッチンのスペースを多く占有することがデメリットです。
ポップアップトースター
ポップアップトースターは、その名の通りパンを垂直に挿入してトーストするタイプのトースターです。操作がシンプルで、トースト専用に設計されているため、焼き上がりが均一で美味しいトーストを作ることができます。ただし、トースト以外の料理には対応していないため、汎用性には欠けます。
■同時に焼ける枚数
「一度に何枚のパンを焼けるか」という点もトースター選びには重要。一般的には2枚焼きと4枚焼きのモデルが多く見られます。家族が多い場合や朝食に一度に多くのトーストを作る必要がある場合は、4枚焼きのモデルが便利です。一方、1人暮らしや少人数の家庭では、2枚焼きでも十分でしょう。焼ける枚数が多いほど本体のサイズも大きくなるため、キッチンスペースとの兼ね合いも考える必要があります。
■加熱方法
トースターの加熱方法にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。ここでは代表的な加熱方法を解説します。
電熱線
電熱線を用いたトースターは、最も一般的でコスパが高いタイプ。加熱速度が速く、短時間でトーストを焼き上げることができますが、焼きムラが発生しやすい点がデメリットです。
スチーム
スチームを用いたトースターは、蒸気の力でパンの内部をふっくらと保ちながら外側をカリッと焼き上げることができるのが特徴です。いろんな加熱方法の中でも特に食パンを美味しく焼けますが、価格が高めなので注意しましょう。
コンベクション
コンベクションオーブントースターは、ファンを使って熱風を循環させることで均一に加熱するタイプのトースター。焼きムラが少なく、ピザやクッキーなどの調理にも適していますが、加熱に時間がかかる点がデメリットです。
遠赤外線
遠赤外線ヒーターを用いたトースターは、熱が深く浸透するため、パンの芯までしっかりと焼き上げることができます。焼きムラが少なく、美味しいトーストを作ることができますが、価格が高めです。
グラファイト
グラファイトを用いたトースターは、非常に高温で短時間で焼き上げることができるのが特徴です。外側がカリッと、中がふんわりとしたトーストを作ることができますが、こちらもやや高価な傾向があります。
■お手入れのしやすさ
トースターを選ぶ際には、お手入れのしやすさも重要なポイントです。特にオーブントースターの場合、内部にパン屑や油汚れが溜まりやすいため、掃除がしやすい設計であるかどうかを確認しましょう。取り外し可能なパン屑トレイや内部が取り外せる構造のものを選ぶと、お手入れが簡単で清潔に保つことができます。また、外装がステンレス製のものは汚れが付きにくく、拭き取りやすいというメリットがあります。
■その他の機能
トースターには、基本的な機能に加えてさまざまな機能が付属しているモデルもあります。これらの機能を製品選びの基準にしてもいいかもしれません。ここでは代表的な機能を解説します。
焼き色調整
焼き色調整機能は、好みの焼き加減に合わせてトーストの焼き色を調整できる機能です。これにより、家族全員の好みに合わせたトーストを作ることができます。
冷凍モード
冷凍モードは、冷凍パンをそのままトーストできる機能です。冷凍庫に保存しているパンを手軽に美味しく焼き上げることができます。
その他にも、ピザストーンやクッキングプレートが付属しているモデルもあり、トースト以外の料理も楽しむことができます。
おすすめのトースター
ここからはいくつかのおすすめのトースターを紹介していきます。人気のブランドからコスパが高い製品までさまざまあるので、ぜひ参考にしてみてください。
■パナソニック 「ビストロ NT-D700」
パナソニックの「ビストロ NT-D700」は、遠近赤外線を採用した高機能トースターです。このトースターは、三つのヒーターとインテリジェント制御によってパンの内部をふっくらと保ちながら外側をカリッと焼き上げることができるため、食パンから総菜パンまでおいしく焼き上げることができます。15種類のオートメニューも搭載されているため、料理が得意でない人も簡単においしいパンを楽しめます。
出典：パナソニック 「ビストロ NT-D700」
■バルミューダ 「The Toaster」
バルミューダの「The Toaster」は、スチームによる加熱と独自の温度制御で、外はサクサク、中はふんわりとしたトースト作れるトースター。パンの種類に応じたモードを搭載しており、食パン、バゲット、クロワッサンなど、様々なパンを最適な状態で焼き上げることができます。コンパクトでスタイリッシュなデザインも特徴で、キッチンに置くだけでおしゃれな雰囲気を演出します。
出典：バルミューダ 「The Toaster」
■デロンギ 「アイコナ・ヴィンテージ CTOV2003J」
デロンギの「アイコナ・ヴィンテージ CTOV2003J」は、レトロなデザインが特徴のポップアップトースターです。2枚のトーストを同時に焼くことができ、焼き加減は無段階のつまみで調整可能また、解凍機能や再加熱機能、片面焼き機能も搭載されており、デザインだけでなく機能も充実している一台です。
出典：デロンギ 「アイコナ・ヴィンテージ CTOV2003J」
■三菱電機 「ブレッドオーブン TO-ST1-T」
三菱電機の「ブレッドオーブン TO-ST1-T」は、1枚焼き専用という特徴的な高性能トースターです。トーストを極めるために設計された製品で、密閉型の庫内で焼き上げるため、パンの水分や香りを逃しません。パンの美味しさを最大限に引き出せるため、外はカリッと中はふんわりとした薫り高いトーストを作り出します。ちなみに、冷凍トーストやトッピングトースト、フレンチトーストといったメニューにも対応しています。
出典：三菱電機 「ブレッドオーブン TO-ST1-T」
■シャープ 「ヘルシオグリエ AX-GR2」
シャープの「ヘルシオグリエ AX-GR2」は、ウォーターオーブン技術を応用した高機能トースター。過熱水蒸気を使って食材を加熱することで、焼きたてのような美味しさを再現できる点が特徴です。食パンだけでなく、クロワッサンやベーグル、ピザなどに対応するほか、「生食パンモード」を搭載。冷凍した生食パンを買ったばかりのような食感に戻すことができます。
出典：シャープ 「ヘルシオグリエ AX-GR2」
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提供元・BCN+R
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