日時:8月3日(土)~8月18日(日)土・日・祝日限定 14:00~14:30
このピアノは有名な物理学者であるアルベルト・アインシュタイン博士が、1922年当館ご宿泊の際に弾いたピアノで、普段は本館ロビーに展示しています。ピアノは今年の2月、音質と演奏性能を維持するための大幅修理を終えました。
今回は創業115周年特別企画として、奈良教育大学と同志社女子大学の音楽を志す学生の方々にピアノを演奏していただく機会を設けました。100年以上前に製造された歴史の詰まったピアノを、学生達がフレッシュそして自由な発想で、エネルギッシュに奏でます。これはSDGsのターゲット11番「住み続けられるまちづくりを」の取り組みのひとつとしても考えております。ホテルの歴史を若い方にも理解いただき、ピアノの音色を未来へ受け継ぐきっかけになればと考えております。
アインシュタイン博士が演奏してから102年が経ったピアノ。学生達が奏でる未来への架け橋となる音色をお楽しみください。
アインシュタイン博士が弾いたピアノ
■「アインシュタイン博士が弾いたピアノ・夏休み無料ロビーコンサート」概要
日程:2024年8月3日(土)~18日(日)土・日・祝日限定
時間:14:00~14:30
場所:本館ロビー「桜の間」
料金:無料
お問い合わせ:TEL 0742-24-1151(営業企画課:平日10:00~18:00)
〇奈良教育大学 音楽教育専修
8月3日(土)・4日(日)・17日(土)・※18日(日)
※18日(日)は鈴木啓資准教授が演奏されます
〇同志社女子大学 学芸学部音楽学科
8月10日(土)・11日(日)・12日(祝月)
■ アインシュタイン博士が弾いたピアノについて
1900 年頃製作されたニューヨーク・ハリントン社製 アップライトピアノ。脚部には、当時ホテルを経営していた鉄道省の動輪マークが施されています。アインシュタイン博士が、1922年12月17日から2日間、ご宿泊された際にこのピアノを演奏されました。戦後、行方不明となっていましたが、大阪鉄道管理局庁舎に持ち出された後、1992年に交通科学博物館に移動されたピアノが、かつて奈良ホテルにあったものだと判明し、2009年1月に里帰りを果たしました。2012年に演奏が出来る状態まで修理を行いましたが、部品の劣化が進み、2024年2月に大幅修理を実施いたしました。