ジュビロ磐田のホーム ヤマハスタジアム 写真:Getty Images

 J1昇格を果たしたジュビロ磐田は、今オフに補強解禁。FWファビアン・ゴンザレスの退団、FW後藤啓介のアンデルレヒト移籍が正式決定した中、ブラジル1部クルゼイロから2部グアラニFCへレンタル移籍中のFWブルーノ・ホセを含むブラジル人4選手の獲得を決めた模様。ホセの移籍金も現地で報じられている。

 ブラジルの移籍情報を扱うヴェネ・カサグランデ氏によると、磐田はホセにくわえてFWマテウス・ペイショット(ウクライナ1部メタリストからブラジル2部アトレチコ・ゴイアニエンセへレンタル移籍中)、MFレオ・ゴメス(ブラジル2部ECヴィトーリア)、FWウェヴェルトン(アメリカ3部ニューイングランド・レボリューション)の獲得を決めたという。

 現在28歳のペイショットは、身長190cmで右利きのストライカー。2021年7月にメタリストへ加入も、ロシア軍のウクライナ侵攻をうけて昨年3月以降は3度にわたりブラジル国内クラブへレンタル移籍。2023シーズン前半戦はゴイアスで過ごし、ブラジル1部リーグほぼ全試合スタメン出場。今年7月にアトレチコ・ゴイアニエンセへ加入すると、ブラジル2部リーグほぼ全試合で途中出場。4ゴール3アシストとスーパーサブとして結果を残していた。

 26歳のレオ・ゴメスは、右利きのセントラルMF。今年4月にブラジル1部アトレチコ・パラナエンセからECヴィトーリアへレンタル移籍。今季序盤にブラジル2部リーグで6試合連続スタメン出場も、6月以降は出場機会が激減。大半の試合をベンチで過ごすと、今月28日に自身のSNSアカウントでヴィトーリア退団を表明している。

 21歳のウェヴェルトンは、左利きのストライカー。ブラジル1部CRフラメンゴの下部組織で伸び悩み、昨年8月にニューイングランドへ移籍。今季アメリカ3部で15試合の出場も、7月以降はほぼ全試合でベンチ外だった。

 またクルゼイロの移籍情報に精通するジャーナリストのサムエル氏によると、クルゼイロはホセの保有権を80%手放したことにより、移籍金として50万ドル(約7300万円)を手に入れるとのこと。

 同選手は昨年4月にクルゼイロからグアラニへレンタル移籍。加入当初から主に右サイドでスタメンでの出場機会を得ると、今季もリーグ戦37試合中29試合でスタメン出場。左サイドでも起用される中、4ゴール7アシストと結果を残していた。