ニューヨークポスト紙によると、少年は昨年9月に中南米のベネズエラから米国に入国したばかりだった。シェルターとして改造されたアッパーウエストサイドのホテル「Stratford Hotel」に滞在していたという。

ニューヨーク市警察の報道官は、未成年による警官の殺人未遂罪で起訴される可能性が高いと語っている。

少年には余罪があるとみられており、その他の強盗や発砲についても捜査が進められている。

移民による事件相次ぐ

タイムズスクエアでは先月27日、2人の警官が移民の集団から暴行される事件があった。

移民がバイクやスクーターを利用して、ひったくりをする事件も増加している。

ポスト紙によると、通行人が持っている携帯電話や、ロレックスなどの高級時計、ゴールドのブレスレットを奪う事件は、前年比で3,200%増加している。ニューヨーク市警察は現在、32の異なる犯罪集団を捜査している。

FBIの元報道官でニューヨーク市警察の警察本部長補佐を務めたジョン・ミラー氏はCNNの番組で、犯人らの行動パターンについて、「ニューヨークで盗みを働いた後、フロリダに移動し、そこで金銭を使い果たして、またニューヨークに戻る」と説明。フロリダ州で強盗をしないのは、刑務所に収監されるためと理由を語っている