川崎フロンターレで18年間プレーし、2020年限りで現役を引退した元日本代表MF中村憲剛氏の長男で、同氏の引退セレモニーでの父への手紙が話題となった中村龍剛氏の進路が明らかとなった。
現在高校1年生の龍剛は神奈川県の強豪、日大藤沢高校に進学し、サッカー部に所属しているようだ。関東ルーキーリーグU-16の日大藤沢高校選手一覧に名前が掲載されており、現役時代の父と同じMFのポジションを務めているとのこと。
日大藤沢と憲剛氏には、とある繋がりがある。2021年、同氏がアンバサダーを務めているサッカーゲーム「EA Sports FIFA Mobile」(ネクソンが配信)が企画したサッカー部応援キャンペーン「FIFA MOBILE WORKOUT CUP」に同校が応募。数あるサッカー部の中から大賞の「KENGO賞」に選ばれ、中村氏がサプライズで1日部員として練習に参加した。
日大藤沢は全国高校サッカー選手権大会に7度出場し、第93回大会では最高成績となるベスト4入りを果たした。インターハイ(全国高校総体)には10度出場し、2017年に準優勝、2023年にベスト4という記録を残し、全国屈指の強豪校として知られている。ナイター設備も完備し、1200人収容の一部屋根も付きの人工芝グランドでトレーニングしており、練習環境も抜群だ。
さらには、FC東京のDF中村帆高や清水エスパルスに所属するFW森重陽介など、Jリーガーも複数輩出している。
川崎一筋18年のレジェンドを父に持つ龍剛のプレーを、全国高校サッカー選手権で見ることはできるだろうか。