明治安田J1リーグ所属・北海道コンサドーレ札幌のホームスタジアムである札幌ドーム。赤字問題で批判を浴びる中、今度は飲食物の持ち込みルールを巡り、人気アニメ『ポケットモンスター』(ポケモン)のファンから戸惑いや怒りの声が挙がっている。
札幌ドームでは、今月3日から2日間の日程で「ポケモンカードゲームチャンピオンズリーグ2024札幌」が開催。開始時刻7時30分、終了時刻20時30分と12時間以上にわたる戦いが繰り広げられるほか、タレントの武藤小麟さんや俳優の平田雄也さんが招待選手として参加予定だ。
ゴールデンウィーク期間中の一大イベントを前に、『株式会社札幌ドーム』は今月1日に公式サイトにて飲食売店の営業時間や飲食物の持ち込みなどについて、大会参加者や観戦者に案内。これによると、ドーム売店・自動販売機でのペットボトル飲料の販売はなく、750ml以下の凍らせていないペットボトル飲料のみ持ち込み可能とのこと。弁当等の食べ物の持ち込みはできないという。
この案内に対して、X(旧ツイッター)では「食料持ち込み不可で自販機もないとか、カードゲームの大会やる場所ではない」「12時間以上もするのに、飲み物のルール厳しい…」「GWで交通費・宿泊費高くなる時期に、このルールはかわいそう…」といった声が。「これだけ飲食物のルール厳しければ、日本ハムが離れたのもよく分かる」「野球ファンなら、札幌ドームが全然ダメというのは知っている」と、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのエスコンフィールド北海道(北広島市)移転に理解を示す意見も見受けられる。
札幌ドームは日本ハムの本拠地移転もあり、年間4億円規模の赤字を計上。減収対策として10億円を投入して2万人規模のコンサート開催が可能な「新モード」を採用も、稼働率は芳しくない。再三にわたり収支計画の甘さが指摘される中、アニメ界でも反発の声が強まっている。