イスラエルがシリアのイラン大使館を空爆した際に、イランは大量のミサイルとドローン攻撃をイスラエルに対して行いました。イランの攻撃はイスラエルを抑止する狙いがありましたが、それが失敗したことで今回のハニヤ氏の暗殺につながったのだとしたら、イランは前回以上の報復を行う必要があります。
今回、イスラエル+米英仏で300発以上のイランによるミサイル、ドローンの迎撃にほぼ成功。地上のシステムに加え、上空の戦闘機の有効性は日本にとって重要な教訓。ただ、イスラエルと違い日本の領土は広がっているため、ピンポイントでの待ち伏せはより困難。ともあれ米英仏は実戦経験を積むことに。
— Michito Tsuruoka / 鶴岡路人 (@MichitoTsuruoka) April 15, 2024
イスラエルが占領するゴラン高原で12名のイスラエル人がミサイル攻撃によって死亡したことで、中東情勢が再び緊張状態に陥っています。
イスラエルはゴラン高原を攻撃したのは、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラのせいだと主張しており、報復としてレバノンの首都ベイルートを空爆しています。
ゴラン高原に攻撃、12人死亡 イスラエルがヒズボラへの報復宣言 Xm6I95sNuW Xm6I95sNuW
— ロイター (@ReutersJapan) July 28, 2024
BBCニュース – イスラエル、ベイルートを空爆 ヒズボラ幹部を殺害と発表HU0rbFF1m
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) July 31, 2024
レバノン首都を攻撃した際にイスラエル軍はヒズボラ幹部の暗殺に成功しました。その翌日に起こったのがイラン首都でのハマス幹部の暗殺でした。
イスラエルがヒズボラの軍事指導者をベイルートで殺害した直後に、テヘランでハマス政治部門の最高幹部を殺害。エスカレーションを避けたいバイデン政権の意向は無視。
— Tetsuo Kotani/小谷哲男 (@tetsuo_kotani) July 31, 2024
イスラエルは以前にもイラン国内で核開発を担っていた科学者の暗殺しています。
そのため、イラン国内外ではハニヤ氏の暗殺はイスラエルが行った可能性が高いと見られています。
イスラエルはこれまでイランの核開発を担っていた科学者の暗殺などイランの国内で情報破壊活動の経験、蓄積、能力があり、ハニヤが滞在しているホテルでの暗殺作戦の実行は難しいことではなかっただろう。昨年のハマスの越境攻撃の後、イスラエルはハマスの海外の指導者を抹殺することを公言しており、…
— 川上泰徳:中東ジャーナリスト,Yasunori Kawakami/新刊『ハマスの実像』(集英社新書) (@kawakami_yasu) July 31, 2024
イスラエル軍はどこまで戦線を拡大させるつもりなのでしょうか?
中東パレスチナ情勢。イスラエル軍の攻撃対象が周辺国へ拡大。イランへの報復攻撃を示唆すると同時に隣国レバノンではイラン軍事連帯のイスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官を殺害。ガザ南部ラファへの地上侵攻の延期が越境攻撃に連動。
— 渡部陽一 (@yoichiomar) April 18, 2024