ツーリングに行く際、バイクにはあまり荷物が積めないため、バッグパック(リュック)を使用している方も多いのではないでしょうか。バイクに乗る際にバッグパックを使用することは便利ですが、実は意外と危険が伴う場合もあります。この記事では、バッグパックがもたらす危険性とその対策について詳しく説明していきます。

バイクでバッグパックは危ない?

バランスへの影響

バッグパックを背負うと、その重さがバイクのバランスに影響を与え、特にコーナリング時や急ブレーキ時に不安定になる可能性があります。重心が偏ることでバイクがフラつきやすくなり、転倒のリスクが高まるほか、バッグパックがずれてバランスを崩し、危険な状況に陥る可能性があります。

背中や肩への負担

バッグパックを背負うことで、背中や肩に大きな負担がかかります。特に、重い荷物を入れたバッグパックを長時間背負っていると、肩こりや腰痛の原因となるだけでなく、疲労が蓄積し、集中力の低下にもつながります。バイクの振動が体に伝わり、通常の歩行時よりも負担が大きいのも要因です。また、長時間運転による疲労は、判断力や反応速度を鈍らせ、事故のリスクを高める可能性もあります。

転倒時のリスク

バイクが転倒した場合、バッグパックが重りとなり、身体に対する衝撃が大きくなるリスクがあります。特に、頭部や背中に直接衝撃が加わると、重傷を負う可能性も考えられます。また、バッグパックが外れて中身が道路に散乱し、後続車との接触事故を引き起こす可能性もあります。

バッグパックを安全に使うための対策

荷物を軽くする

バッグパックには、本当に必要なものだけを入れ、荷物を極力軽くしましょう。不要なものは極力省き、荷物を減らすことで、バランスの悪化や転倒時の衝撃を軽減することができます。また、荷物の重さを分散させるために、荷物の詰め方を工夫することも重要です。重いものはバッグパックの下の方に、軽いものは上の方に詰めるようにしましょう。

固いものを避ける

バッグパックには、柔らかいものを入れ、固くて重いものは避けるようにしましょう。固いものは、転倒時に身体に直接衝撃を与え、怪我の原因となる可能性があります。また、固いものがバッグパックの中で動くと、バランスを崩しやすくなるため、注意が必要です。

しっかりと固定する

バッグパックがずれないように、しっかりと体に固定することが重要です。バッグパックのベルトをしっかりと締め、体にフィットさせることで、バランスを保ちやすくなり、転倒時の衝撃を軽減することができます。また、バッグパックに固定用のベルトやストラップが付いている場合は、それらも活用して、しっかりと固定しましょう。