日本航空株式会社（以下、JAL）とKDDI株式会社（以下、KDDI）が、新たな移動需要や関係人口の創出などを目指す「デジタル×推し活」プロジェクトを開始します。

「人気アニメの聖地巡礼」「地域における謎解きゲーム」の2種類のイベントを開催することで、両社は交流・関係人口を創出していくといいます。

「デジタル×推し活」プロジェクトの内容

2024年9月公開予定のアニメ映画『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』とコラボレーションした聖地巡礼体験ツアーを、JALが運営するジャルパックで企画・販売します。

映画の舞台となる沖縄県の作品聖地をめぐるツアー企画で、かつ、同作品のキャラクターがスマートフォン画面上に登場し、映画のロケ地などを一緒に歩いているような体験ができるそうです。

また、首都圏・関西圏などの地域とコラボレーションした「地域謎解き・宝探しゲーム」を秋頃に開催予定。生成AIを活用したゲームの登場人物と対話をしながら、ミッションをクリアを目指すという企画です。

スマートグラスの活用を検証

「デジタル×推し活」プロジェクトは「高没入体験」がカギとなります。その実現に向けてKDDIなどが実施する「STYLY Spatial Computing Lab」や、ARグラスを手掛ける日本Xreal株式会社と連携。

イベントツアーのみならず、旅行・出張での移動でもスマートグラスの活用を検討していくことを公表しています。

2社の強みを生かした、新たな挑戦

これまで空港ラウンジや機内におけるXR体験など、デジタル技術による体験価値創出に取り組んできた、JALとKDDI。

このプロジェクトでは、JALが持つ利用者との接点や地域とのつながり、KDDIが持つ生成AIやXR技術の掛け合わせることによって、「推しに没入する体験」がさまざまな接点を生み出し、新たな移動需要を創出するといいます。



両社は今後もそれぞれの強みを生かし、次世代を見据えた体験の創出を継続するとのことです。

＜参照＞

(共同リリース)JALとKDDI、「デジタル×推し活」新事業プロジェクトを開始