ストレートで250km/hを超えるスピードを記録した911 GT3 RSの新記録は、シュトゥットガルトを拠点とするポルシェブランドの、輝かしい功績のリストにその名を刻むものとなった。

525PSの992型911 GT3 RSは、ポルシェの4.0リッター自然吸気フラット6エンジンを搭載する[燃料消費量※複合値(WLTP)13.4L/100km、CO2排出量※複合値(WLTP)305g/km]。究極のロードゴーイングサーキットカーと謳われるGT3 RSは、エアロダイナミクス、特にコーナーでのグリップを向上させるダウンフォースの追加と、ステアリングの簡単な操作による数度のアジャスタビリティーに重点を置くことで、その速さも実現している。

「サーキットの後方セクションではGT3 RSが本領を発揮し、ロングDや高速コーナーではGT2 RSよりも時速20~25kmは速いはずだ。だからタイムを大きく稼ぐことができた。このサーキットの武器を運転するのは素晴らしい経験だよ。私はポルシェの大ファンで、彼らはこのクルマで素晴らしい仕事をしてくれた」とカーティケヤン氏は語った。

GT3 RSのほかに、タイカン・ターボSもラップレコードを更新、BICを周回する市販EVとしては最速となった。タイカン・ターボSは、4輪に電力を供給するツイン電気モーターを搭載し、最高出力750PS、最大トルク1,050Nmを発生する[電力消費量※複合値(WLTP)23.4-22.0kWh/100km、CO2排出量※複合値(WLTP)0g/km、電気航続距離※複合値(WLTP)440-467km、市街地での電気航続距離※(WLTP)524-570km]。

カーティケヤン氏が運転する、この4ドアスポーツラグジュアリーEVもBICにアタックし、2m10秒313という素晴らしいラップタイムを記録した。タイカン・ターボSでのカーティケヤン氏のラップの後、元F1スターはEVの有望な未来が見えたという。

「こんなに加速が速いなんて信じられない。ステアリングも素晴らしい。とても正確で、素晴らしいフィードバックがあるから、コース上に正確にクルマを置くことができる。いま、EVを運転するのがとても楽しくなっているし、このタイカン・ターボSのようなクルマの楽しさは、まさにそこにある。パフォーマンスEVには明るい未来があると思うよ」とカーティケヤン氏。

911GT3RSとタイカン ターボSによって、ポルシェはポルシェ本来のDNAを強調した。伝統的な内燃機関車(ICE)とバッテリー電気自動車(BEV)の両分野で比類ない実力を発揮したことで、ポルシェはインドで最も速い自動車ブランドとしての地位を確固たるものとし、市街地でもレーストラックでも卓越した走りを披露していく。

「ポルシェ911 GT3 RS」「タイカン・ターボS」が「ブッダ・インターナショナル・サーキット」でラップレコード更新!
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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