柏レイソル FW細谷真大 写真:Getty Images

 日本代表OBの内田篤人氏が、パリ五輪予選U23日本代表FW細谷真大(柏レイソル)のゴールパターンに注目するとともに、FW鈴木優磨やFW上田綺世(現フェイエノールト)と比較。FW大迫勇也(現ヴィッセル神戸)をはじめ鹿島アントラーズに在籍していたストライカーの特徴も説明している。

 かつて小笠原満男氏らとともに、鹿島のJ1リーグ3連覇に貢献した内田氏。FWマルキーニョスや大迫といった点取り屋にクロスを供給するなど、多くのゴールを演出してきたレジェンドだ。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月4日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』では、U23日本代表FW細谷真大(柏レイソル)のプレースタイルを徹底分析。昨季のリーグ戦でヘディングシュートからの得点が無かったこともあり、クロスの上げるサイドバックとストライカーの相性が議題に挙がる。

 すると、日本代表屈指のサイドバックとして活躍していた内田氏は、鹿島所属時のチームメイトに言及。「綺世や優磨がそうだけど、無理がきく選手(ストライカー)は、やっぱり楽。『(クロスの精度が)大体でいい』みたいな。鹿島時は、大迫やマルキーニョスがそうだけど、(一緒にプレーしていたストライカーは)ヘディングが強かった」と相性の良さを強調。

 「ブラジル人はヘディングが上手い。(ヘディングシュートを放つ際に)首をあまり振らない。マルキーニョスは『ドン』というイメージ。(ボールに)ちょっとしかコンタクトしていない」と、ヘディングシュートが上手い選手の特徴も解説している。

 昨季のリーグ戦で、チーム全体でもクロスからの得点数が「4」にとどまった柏。AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選に臨む細谷は、強靭なフィジカルを兼ね備えているだけに、上田や鈴木との比較で伸びしろ十分と言えそうだ。