アウディが高性能ワゴンのRS6アバントと高性能4ドアクーペのRS7スポーツバックに「パフォーマンス」グレードを設定して日本で発売。630ps/850Nmを発生する4.0TFSIツインターボV8エンジンに、最適化したセルフロッキングセンターデファレンシャル、専用アレンジの内外装などを採用してエクスクルーシブなキャラクターを強調

アウディ・ジャパンは2023年9月21日、高性能ステーションワゴンのRS6アバントとプレミアムスポーツ4ドアクーペのRS7スポーツバックに「パフォーマンス(performance)」モデルを設定し、同日より発売した。

アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=▲アウディRS6アバント パフォーマンス 価格:8SAT1910万円 全長4995×全幅1960×全高1485mm ホイールベース2925mm 車重2200kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費8.2km/リットル、『CAR and DRIVER』より引用)

車両価格は以下の通り。

RS6アバント パフォーマンス:1910万円

RS7スポーツバック パフォーマンス:1980万円

アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=▲アウディRS7スポーツバック パフォーマンス 価格:8SAT1980万円 全長5010×全幅1960×全高1415mm ホイールベース2925mm 車重2190kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費8.2km/リットル、『CAR and DRIVER』より引用)

アウディのperformanceモデルは、パワーユニットが出力アップされていることを意味する。搭載エンジンは2モデルともに共通で、ターボチャージャーの大型化やブースト圧の引き上げ(2.4bar→2.6bar)などを図った、48Vマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を組み込む4.0TFSIの3996cc・V型8気筒DOHC直噴バイターボエンジンで、最高出力はベースユニット比で30psアップの630ps/6000rpm、最大トルクは同50Nmアップの850Nm/2300~4500rpmを発生。トランスミッションには、シフトタイミングのさらなる短縮を図った専用セッティングの電子制御8速ティプトロニック(8速AT)を組み合わせる。一方、アウディドライブセレクトには既存のエフィシェンシー、コンフォート、オート、ダイナミックに加えて、カスタマイズ可能なRS1およびRS2という2つの専用モードを設定。性能面では、最高速度がベースモデル比で30km/hアップの280km/h、0→100km/h加速が同比で0.2秒早い3.4秒を実現した。

アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=▲ターボチャージャーの大型化やブースト圧の引き上げなどを図った、48Vマイルドハイブリッドシステムを組み込む4.0TFSIの3996cc・V型8気筒DOHC直噴バイターボエンジンを搭載。最高出力はベースユニット比で30psアップの630ps、最大トルクは同50Nmアップの850Nmを発生、『CAR and DRIVER』より引用)

駆動機構には高出力化に即して最適化したクワトロ=フルタイム4WDをセット。センターディファレンシャルによるトルク配分は前後40:60の配分を基本とし、タイヤのスリップが発生した際にはより多くの駆動トルクが自動的にグリップの高いアクスルに向けられて、最大70%をフロントアクスルに、最大85%をリアアクスルに配分してトラクション性能を向上させる。さらに、セルフロッキングディファレンシャルの軽量かつコンパクト化を実施。ドライビングダイナミクスを改善すると同時にハンドリングの限界付近におけるアンダーステアの傾向を抑制し、加えてセルフステアリング反応の正確性をいっそう引き上げた。

シャシー面に関しては、より高いチューニングを施したRSアダプティブエアサスペンション スポーツや、ダイナミックオールホイールステアリングおよびリアスポーツディファレンシャルなどで構成するRSダイナミックパッケージを標準で装備。また、コイルスプリングとダンピングコントロールサスペンションにダイナミックライドコントロール(DRC)を組み合わせたRSスポーツサスペンションプラスをオプションで用意する。シューズにはAudi Sport製10.5J×21アルミホイール10スポークスターデザイン+275/35R21タイヤを標準で装着し、オプションとして10.5J×22アルミホイール5Vスポークデザイン(RS6=グロスアンスラサイトブラック、RS7=マットチタニウムルック グロスフィニッシュ+285/30R22タイヤを設定した。

アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=▲外装については静止していても見る者の目を一瞬で惹きつける革新のワゴンスタイルを実現したRS6アバントのスタイリングを基調に、フェンダーを約40mm拡大してワイド感を強調。グロスブラックの3Dハニカム構造のシングルフレームグリルや精悍で存在感あふれる大型エアインレットを備えたフロントバンパー、マットグレー仕上げのルーフレールなどを配備して、ハイパフォーマンスカーならではの個性を主張する。ハンドル位置は右と左を設定、『CAR and DRIVER』より引用)

外装については、静止していても見る者の目を一瞬で惹きつける革新のワゴンスタイルを実現したRS6アバント、大地に低く構えた先進のサルーンスタイルを創出したRS7スポーツバックのスタイリングを基調に、フェンダーを約40mm拡大してワイド感を強調。また、グロスブラックの3Dハニカム構造のシングルフレームグリルや精悍で存在感あふれる大型エアインレットを備えたフロントバンパー、専用アレンジのフロントスポイラー/エクステリアミラーハウジング/サイドシルインサート/フロントウインドウモールディング/ディフューザートリム、マットグレー仕上げルーフレール(RS6アバント)などを配備して、ハイパフォーマンスカーならではの個性を主張する。ボディカラーはナルドグレー/ミストブラックM/グレイシアホワイトM/フロレットシルバーM/アスカリブルーM/タンゴレッドM/デイトナグレーPE/セブリングブラックCEのほか、Audi exclusiveのスペシャルボディカラーおよびスペシャルボディカラーマットを選択可能とした。

内包するインテリアは、2モデルともに水平基調で上下に階層化された立体的な構造のインパネやフルデジタルのインターフェイスを基調に、大型のアルミニウム製パドルシフトやヒーター機能付き3スポークステアリングホイール、アルミニウムレースのデコラティブパネルなどを標準で採用。また、高解像度液晶画面を備えた12.3インチバーチャルコックピットのRSモデル専用の表示メニューでは、中央にタコメーター/スピードメーターを、左右にパフォーマンスに関する情報を配するレイアウトに変更することが可能だ。車速やナビなどの情報と各種警告をフロントウィンドウ上に投影するマルチカラー表示のヘッドアップディスプレイや、16個のスピーカーを搭載するBang&Olufsen 3Dサウンドシステムといった先進機能も標準で装備する。一方で前席には、RSロゴを刻んだバルコナレザー表皮のSスポーツシートを装着。シート/ドアトリムの仕様としては、ブラック(エクスブレスレッドステッチ)/ブラック、ブラック(RS6=ロックグレーステッチ、RS7=フィールドグレーステッチ)/ブラック、ブラック/ブラック、コニャックブラウン(RS6=ロックグレーステッチ、RS7=フィールドグレーステッチ)/ブラックを設定している。

アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
アウディRS6アバントとRS7スポーツバックの究極のスポーツグレード「パフォーマンス」が日本上陸
(画像=▲大地に低く構えた先進のサルーンスタイルを創出したRS7スポーツバックのスタイリングを基調に、フェンダーを約40mm拡大してワイド化。足もとにはAudi Sport製10.5J×21アルミホイール10スポークスターデザイン+275/35ZR21タイヤを標準で装着し、オプションとして10.5J×22アルミホイール5Vスポークデザイン マットチタニウムルック グロスフィニッシュ+285/30R22タイヤ(写真)を設定する。前席にはRSロゴを刻んだバルコナレザー表皮のSスポーツシートを配備。ハンドル位置は右と左の選択が可能、『CAR and DRIVER』より引用)

提供元・CAR and DRIVER

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