UFO墜落事件として最も有名なのは米ニューメキシコ州で起こったとされるロズウェルUFO墜落事件だろう。しかし、世界中ではそれに類するUFO墜落事件がいくつか起こっているといわれている。その1つが南米チリで発生した奇妙な事件だ。
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※ こちらの記事は2019年1月31日の記事を再掲しています。
1947年に米ニューメキシコ州で発生したロズウェルUFO墜落事故は、もう70年以上前のことだが、比較的最近である1998年にも「チリ版ロズウェル事件」と呼ばれる奇妙な出来事が起こっている。
1998年10月7日、チリの小さな村パイウアーノの住民は、異常な出来事に見舞われた。オレンジ色や金色に輝く、全長15mほどの金属製の筒状の物体が空に現れたのだ。それは、村近くのラス・モジャカスと呼ばれる丘の上でしばらくホバリングした後、ギザギザと動きながら急旋回を始めると、突如2つに分解してしまったという。1つは丘の頂上に墜落し、もう1つは背後の林に落ちたのを多数の村人が目撃した。
事件後、この物体が出現し墜落する間に、小さな地震や停電が起こっていたことが明らかになり、村の迷信的な人々を中心にパニックが広がった。そこでチリ軍警察が墜落場所の調査に乗り出したが、墜落場所では何も見つからなかったと報告された。
しかし、村は完全に軍のコントロール下に置かれ、複数の軍高官も墜落現場に来ており、異様な状況だったという。また当局は騒動についての記者会見を開く予定だったが、NASA関係者から詳細が明らかになるまで会見を開かないよう指示する電話があり、市長は会見を延期したそうだ。
事件当日の夜は、軍のヘリが一晩中村の上を飛行し、軍用トラックが丘に向かっていったという報告や、布に包まれた巨大な物体をヘリが運び去ったという証言があるという。
軍の動きは明らかに異常で、パイウアーノだけでなく近隣地域でも軍の統制が敷かれ、宿泊施設には観光客だと名乗る外国人が多数押し寄せたという。
数日後、軍は嵐のように村から消え去り、平穏が戻ったが、結局彼らが何をしていたのか住民らに説明されることはなかった。後日、数人の村人が墜落現場を訪れたが、軍がその場を荒らしていった形跡はあったものの、墜落した飛行物体の痕跡は綺麗さっぱりなくなっていたそうだ。ただ、長さ5m深さ40cmの裂け目が地面に広がっておいて、その付近にはブーツやトラックのタイヤ痕が無数残されていたため、UFO墜落説がにわかに信じられるようになったという。
チリのセロ・トロロ汎米天文台は墜落したのは気球だとしてUFO説を退けたが、気球である証拠は何も提示しなかった。軍は完全に黙秘を貫いている。
パイウアーノは以前からUFOの目撃例が多く、稀な土壌組成の土地としても知られているという。またなんどもチリ軍と米軍の合同軍事演習が開かれているなど、不穏な動きが以前からあったそうだ。さまざまな奇妙な点がある事件だが、現在まで墜落の真相は明らかになっていない。
参考:「Mysterious Universe」ほか
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提供元・TOCANA
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