日本代表の選手たち 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月16日開催のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選ミャンマー戦で5-0と快勝。MF久保建英(レアル・ソシエダ)やFW上田綺世(フェイエノールト)など欧州組が大半を占める中、韓国国内では市場価値をもとにした両国代表選手の比較結果に対する不満が沸き起こっている。

 ドイツ発移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、日本代表選手の市場価値の合計額は2億8890万ユーロ(約472億円)と、アジアトップの数値であるとのこと。今回の代表メンバーでは、市場価値1000万ユーロ(約16億3000万円)以上の選手が12人もいるほか、トップは久保とMF三笘薫(ブライトン)の5000万ユーロ(約81億6000万円)だという。

 一方、韓国代表選手の市場価値の合計額は1億8755万ユーロ(約306億円)と、アジア2位。トップはDFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)の6000万ユーロ(約97億9000万円)であり、FWソン・フンミン(トッテナム)が5000万ユーロが2位だという。

 この『トランスファーマルクト』の公表データに対して、韓国メディア『OSEN』は「韓国はソン・フンミンとキム・ミンジェなどアジアを超越したワールドクラスの選手を保有している。それにも関わらず、日本に押されてアジア2位だ」と、やや不満げな論調を展開。

 「既存の戦力からキム・ミンジェとソン・フンミンの合計価値を加えて、ようやく日本と並ぶ」と肩をすくめた一方で、「韓国と日本を除けば、アジアの選手たちの市場価値が一気に下がる。3位のイラン代表は5235万ユーロ(約85億5000万円)と、キム・ミンジェの市場価値よりも低い」と綴るなど、日本以外の代表チームも比較対象としている。