荒木遼太郎 写真:Getty Images

 AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選のU23日本代表MF荒木遼太郎が、鹿島アントラーズからFC東京へ期限付き移籍中。今月7日開催の明治安田J1リーグ第7節・FC東京対鹿島を前に、同選手の去就に注目が集まっている。

 鹿島在籍時の2021シーズンに、リーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で10ゴール7アシストをマークした荒木。1994年の城彰二(ジェフユナイテッド市原)以来、史上2人目となる10代でのJ1リーグ2桁得点という偉業を達成するなど、さらなる成長が期待されていたものの、岩政大樹前監督のもとで出場機会を減らしていた。

 しかし、昨季終了後にFC東京へ期限付き移籍すると、新天地で完全復活。今季ここまでリーグ戦6試合の出場で5ゴールを挙げるなど、攻撃陣の中心選手として活躍する中、パリ五輪予選に臨むU23日本代表メンバーに名を連ねている。

 今月3日開催のJ1第6節・浦和レッズ戦でも同点ゴールを挙げて、チームを勝利に導いた荒木。FC東京の公式インスタグラムアカウントでは、5日に同選手のゴールパフォーマンスがアップされたほか、「ゴールパフォーマンスに込められた意味。荒木遼太郎“俺がここにいる”」とメッセージも添えられている。

 この投稿をうけて、ネット上では「FC東京完全移籍論」が噴出。「FC東京への完全移籍確定演出?」「荒木くん、ずっと東京にいて」といったメッセージが寄せられている一方で、「もう鹿島に帰ってこないかな…」「鹿島復帰の意思なさそう…」と落胆するサポートも。中には「岩政大樹監督が悪いのか」といった声も挙がるなど、荒木の起用法を巡って議論が白熱している。

 なお、荒木は期限付き移籍期間満了の2024シーズン終了後まで、鹿島と対戦するすべての公式戦に出場できない。それでも投稿のタイミングが鹿島戦2日前ということもあり、ファン・サポーターの間で様々な憶測が飛び交っている。