チアゴ・モッタ 写真:Getty Images

 ユベントス(イタリア1部)が、ボローニャ(同1部)を率いるチアゴ・モッタ監督の招へいに近づいているようだ。

 昨季は勝ち点剥奪などで7位フィニッシュとなったユベントスは今季のセリエAでは4位に位置している一方で、コッパ・イタリアを制覇。しかし、コッパ・イタリア決勝のアタランタ戦で主審らを侮辱するなどして退席処分になるなど、振る舞いが問題視したことから17日に2021年5月に復任したマッシミリアーノ・アッレグリ監督を解任した。

 クラブOBでU-19チームを指揮していたパオロ・モンテーロ氏を暫定監督に任命したユベントスだが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、6ヶ月による交渉を経て、モッタ監督の招へいに迫っているようだ。

 イタリア人指揮官はユベントスからのオファーを受け入れる見込みで、24時間から48時間以内にボローニャにその旨を通達する模様。同指揮官は年俸500万ユーロ(約8億4000万円)以下で2027年夏までの3年契約を結ぶ見込みだという。

 現役時代にバルセロナやアトレティコ・マドリードなどでプレーしたモッタ氏は、2018年に現役を引退したパリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織で指導者キャリアをスタート。2022年9月にボローニャの監督に就任すると、今季は3位に位置しており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしている。