「家族で躊躇なく外食できる」「年に数回ビジネスクラスで海外旅行できる」といった一般的な豊かな生活は、会社員の年収2000万円では実現できないことがわかります。

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会社員は高収入といっても、給与から源泉徴収で税金や社会保険料を差し引かれる「労働者」です。大手商社の社員は「労働者のエリート」に過ぎません。

会社員の対極がオーナー企業経営者です。彼らが全て豊かに生活しているとは言いませんが、大手商社の社員より経済的に余裕を持った生活をしている人は珍しくありません。その理由の1つは、経費を上手に活用しながら、タックスコントロールを駆使して額面以上の経済的メリットを享受できるからです。

また、時間の自由も比較的得やすく、長期の休暇を取りやすいことも豊かさにつながります。会社に勤務しながら2週間以上の休暇を連続で取得できる人は日本ではまだまだ珍しい存在です。

サラリーマンと自営業。両方の世界を経験してわかったことは、2つの世界の間には行き来がしにくい大きな壁が存在しているということです。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年6月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。