事業戦略、営業戦略などを手がける株式会社日本SPセンターが、千葉県南房総市で生成AIとフィールドワークを組み合わせた合宿型企業研修を実施しました。
同社は「地方の小規模事業者の活性化が、地方創成に直結する」との考えで定期的に合宿型企業研修を行っており、今回が3回目の開催となったそうです。
コミュニティハウスの新規顧客層開拓案を検討
今回は千葉県南房総市富浦地区・山名地区を舞台に、7月8日(月)~12日(金)まで、4泊5日で企業研修を実施。20~50代のさまざまなキャリアを持つプランナー12人が参加しました。
研修のテーマは南房総市のコミュニティハウス「ヤマナハウス」のリブランディング。狩猟・DIY(空き家改修)など、自然の中でのアクティビティを楽しめる施設で、そのヤマナハウスの新規顧客層開拓に向けた具体的なプランを検討しました。
特徴は生成AI×フィールドワーク
参加メンバーはヤマナハウスで提供されているアクティビティを実際に体験し、また地元の有識者から地域の抱える課題についてヒアリングを実施しました。
さらにOpenAIの「GPT-4o」を採用し、ヤマナハウス運営メンバーのメディア発信内容やアクティビティ体験談などを学習させた上で活用したとのこと。「Genio(ジェニオ)」と名付けた生成AIと参加メンバーが対話をし、ともに企画の検討を進めたそうです。
感覚や気づきを言語化
参加メンバーは体験を通じて得た感覚や気づきを言語化してメンバー間で共有し、生成AIに学ばせたり、企画書に落とし込んだりして検討を進め、研修合宿の最終日にはリブランディングプランのプレゼンテーションを行いました。
参加メンバーからは「普段の仕事では学べない重要な体験だった」「日頃の企画提案にも生かしたい」といった声が上がったとのことです。
<参照>
地方の小規模ビジネスを元気にする、新しい企業研修のカタチ。生成AI×フィールドワークを組み合わせた「地方創成・リブランディング研修」を実施
「株式会社日本SPセンター」ホームページ