「暑気払い」の時期
ここからは「暑気払い」の時期を解説します。
暑気払いの日は決まっていない
「暑気払い」はいつからいつまでと決まっているわけではありません。
日本には「半夏生(7月2日頃)」「土用(7月20日頃)」「大暑(7月22日頃)」のように夏の暦日がいくつか存在します。
しかし「暑気払い」はこういった暦日には関係ありません。
夏であればどのような時期であっても使用することができます。
例えば、以下のような状況を「暑気払い」と表現できます。
・CASE1:蒸し暑い梅雨に流しそうめんで「暑気払い」する
・CASE2:灼熱のような暑さのお盆にスイカで「暑気払い」する
・CASE3:家族や親戚と海水浴に出かけて「暑気払い」する
このように特定の暑さに対して涼しくなるようなことをする状況を指して「暑気払い」と表現します。
目安となる暑気払いの時期
「暑気払い」は特に決まった時期があるわけではありません。
ただ、おおよそ暑さが本格化する6月頃からが「暑気払い」の時期となります。
夏の訪れを表すとされている「夏至」は6月中旬頃に迎えます。
そのため、「暑気払い」もこの時期から始めるのが良いでしょう。
ただ、暑さのピークを表す「大暑」が7月中旬頃に迎えるため、「お盆」の8月中旬頃までは「暑気払い」の時期と言えるのではないでしょうか。
本州以南の地域に限っては9月以降も「残暑」が残るので、9月中までは「暑気払い」の時期が続くかもしれません。
まとめると6月~9月にかけてが「暑気払い」を行う時期として最適です。