一見楽しげな雰囲気だが、ひとたび足を踏み入れた者は二度と生きては出られない……。そんな恐怖の遊園地を舞台にしたホラー作品や都市伝説もあるが、「最も呪われたテーマパーク」はどうやら実在するようだ。

 その遊園地とは、米ウェストバージニア州にある「レイク・ショーニー・アミューズメント・パーク」。40年前に営業を終了し、すでに廃墟となって久しい場所でもある。敷地内には観覧車をはじめとした遊具や、ピエロの顔の形をしたゲートなどが野晒しになっており、いずれも植物やサビに覆われて朽ちていく一方だ。いかにもな雰囲気が漂っているため、廃墟マニアの間では言わずと知れた有名スポットになっているようで、観覧車に座っている人影を見たり、どこからともなくカーニバルの音楽や子供たちの笑い声が聞こえてきたと証言する人が相次いでいるという。なかには、何十年も使われていないはずのオーブンから、美味しそうな料理を調理する匂いが漂ってきたという報告もあるようだ。

 なんとも不思議な廃墟だが、この遊園地が「最も呪われたテーマパーク」と呼ばれるようになったのには別の理由がある。かつてこの土地は、クレー家という欧州系移民が所有する農地だった。クレー家は1770年代に移住してきたが、先住民から「この土地はあなたたちのものではない」と警告され、後に一族の子供3人が先住民に殺害され、現在もこの土地に埋葬されているというのだ。

 時は流れ1926年、とある実業家が当時の鉱業ブームに乗じてこの土地を投資対象として買い取った。観覧車や滑り台などの遊具やバーなど、さまざまな娯楽施設を備えたテーマパークとして整備したが、1934年に敷地内で女性が恋人に拳銃で撃たれて殺害されるという事件が発生する。以後も不幸は続き、6名がこの場所で何らかの形で命を落としたという。そのほとんどが女性や子供で、6歳の少女はリフトに押し潰され、11歳の少年は敷地内の水場で溺死している。

「史上最も呪われた遊園地」に戦慄! 死亡事故が連発…閉鎖後も相次ぐ心霊現象、ヤバすぎる過去も発覚
(画像=画像は「THE Sun」より引用,『TOCANA』より 引用)

 公園は1966年に閉鎖されたが、1980年代に実業家のゲイロード・ホワイト氏が買い取り、再び遊園地として整備されることになった。彼は以前のスタイルに従って、ブランコをかつて設置されていたものと似たデザインのものに取り替えることにした。しかし、新たに導入したブランコのシリアルナンバーが関係者を凍りつかせた。かつて同地では、逆走してきたゴンドラに女の子が跳ねられて死亡する事故が起きているのだが、その時に撤去された遊具と完全に同じシリアルナンバーだったのである。

 だが、恐怖はまだまだ終わらない。紆余曲折を経て新たなスタートを切った遊園地だったが、保険料が高騰したため3年後には閉園を余儀なくされた。そして閉鎖後に敷地内を発掘したところ、なんと3,000体以上の遺体が発見されたのだ。遊園地関係者は誰も知る由のないことではあったが、実は同地は古代から先住民の埋葬地として使用されていた場所でもあったのだ。だとすれば、最初にここへ移り住んだクレ一家に先住民が警告したのも納得がいく。眠りを妨げられた人々の怨念が、現代まで続く多くの悲劇を招いたのだろうか。

参考:「DAILY STAR」、ほか

※当記事は2022年の記事を再編集して掲載しています。

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提供元・TOCANA

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