本の多くは開設者である額賀順子さんの蔵書。それに島内外の方からの寄贈による本が加わります。とくにジャンル分けされて並べられているわけではないのでゆっくり古民家の中を歩いてお気に入りの一冊を探すといいでしょう。
「男木島図書館が今欲しい本」はこちらに掲載されています。もし島の文化レベル向上のために一役買いたいと思う方は是非寄贈下さい。
Amazonほしい物リストを一緒に編集しましょう
この日は開設者の方はおらず、香川大学の学生が店番をしていました。小さなカフェが併設されており、コーヒーなどの飲み物を提供してくれます。わたしも学生さんが作った素朴な味のアイスコーヒーで一休み。四国出身の西原理恵子さんの本をめくりながら時間を過ごしました。
石でできたコースターがまた味があっていい。今回は訪ねませんでしたが島の最北にある島のシンボル、男木島灯台が描かれています。
ハードカバーの本は島民(男木島、女木島、大島在住)しか借りられませんが、文庫本なら島外に住む人も借りられます。借りられる期間は1ヶ月。またこの島を訪ねる理由づくりのために本を借りてみるのもいいかもしれませんね。
古民家をリノベして手作りで作りあげた私設図書館「男木島図書館」。ほかにはない素朴な図書館はとても温かく人のぬくもりを感じる図書館でした。都会の生活に疲れたらふらっと船に乗り、この図書館に来て静かに本を読むのも素晴らしい休日になるのではないでしょうか。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年7月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。