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速度超過による事故は全体の約1%
高速道路では”逆走”にも注意
速度超過による事故は全体の約1%
では、肝心の「速度超過」はどの程度の割合を占めているのかというと、「最高速度」の違反は58件で、全体のたった1%ほど。そして『速度違反はしていないが、状況に応じて安全な速度で走行しなかった』という安全速度違反も、約1%に過ぎません。
高速道路上での事故は、ほとんどが前方不注意や動静不注視、安全不確認によって引き起こされており、「スピードの出し過ぎ」が原因となることは少ないのです。
つまり、高速道路では、速度を守ることは当然として、それと同時に気をつけるべきポイントは他にもたくさんあるということ。
クルマの装備は年々進化し便利になってきていますが、その便利な機器を操作しようと一瞬視線を逸らしたとき、気がついたら前のクルマが減速していた、という経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。
あるいは、遠出をして普段見慣れない景色が見えてきたとき、ついその景色に目が行ってしまい、前方への注意が疎かになる瞬間もあるでしょう。
こういった一瞬の注意力の低下によって、思わぬ重大事故につながってしまうことがあるのです。
高速道路では”逆走”にも注意
ちなみに、高速道路では逆走事案が年間200件ほど発生しています。逆走は一般道においても危険な行為ですが、高速道路では危険度がさらに増します。
逆走の理由として多いのが、『進行ルートを間違えてしまった』というもの。料金所出口から誤進入してしまい、結果として反対車線を走行してしまう事案が発生しています。
同乗者との会話に気を取られたり、悪天候時に標識を見落とすことにより、誤進入してしまうケースが多いようです。
高速道路での逆走は、高齢ドライバーが起こしやすい問題ですが、決して他人事ではありません。認知能力に全く問題ない方であっても、”うっかり”逆走を起こしてしまう可能性があります。
過失による逆走は、高速道路の利用頻度が低い方ほど起こしやすいもの。高速道路の逆走による事故の場合、事故全体と比較して死亡率が15倍まで跳ね上がってしまいます。
何かに気を取られているとき、視界が悪いときなどは、”大事な標識”を見落としてしまう可能性が高くなりますので、高速道路を走行する際は一層注意して運転しましょう。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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