■大谷選手にアドバイス
さらに権藤氏は「あのころは大きなスイングで投げなさいと言っていたけど、今は俺、大谷翔平にもダルビッシュ有にも言ったんだけど、大谷にはね、もっとコンパクトにここ(頭の後ろ)にトップを上がらないといかんよと。それは心がけたほうがいいよ(と言った)」と語る。
話を聞いた下柳氏は「それ何年前ですか?」と質問。権藤氏が「2年くらい前」と話すと、「大谷は今年か去年ぐらいから後ろが小さいですよね」と指摘する。
続けて「権藤さんがいつもアメリカンフットボールのボールでキャッチボールをしていたじゃないですか、俺もそれでずっと投げるようになって、トップが小さくなった」と話した。
■アメフト練習の効果を説明
アメフトのボールを用いた練習について権藤氏は「大きなバックスイングで投げるものだと言われてるけどね、俺はあのころからアメリカンフットボール。アメリカンフットボールの選手はあのボールを100メートルくらい投げるわけ」と説明する。
そして「どこから投げるかと言ったらここ(身体から遠い部分)から投げない。みんなキュッとここ(頭の後ろ付近)から投げる。トップの地点はここ(頭の後ろ)なんだよ。だから無理して変えることはないけれど、大きくしようというのは間違いだよ。自然と小さくなっていく、素直にここに上がっていくことは、良いことだという話をした」と明かした。