魚の機嫌がいいうちに退散

時合いに固め釣りしてしまうと、最近では「もういいかな」という気がしてくる。なんだか小さくまとまってきたというか、足るを知る、というか。これが大好きなアジならば終夜目を真っ赤にして釣り続けるのだが、チヌは、元来小物釣り師である私としては、ちょっと感覚が違う。

ラスト1投と思ってキワ打ちすると、何かにスタックした。仕方ないと苦笑しながら巻き上げていると重みがのって、もう1尾追加。40cm弱ほどだ。うまいこといく日もあるものだ。

何気に、40cm周りが6尾も釣れた型に恵まれたライトブリームゲームは、はじめてかもしれない。こうなると見たくなってくるのが3年ぶりの年無し(50cm以上)だ。どうせ釣るなら、たまには顔を見せてくれよ。ちなみにヒットレンジは結局すべて表層となった。夏のチニングの参考にしてほしい。

<井上海生/TSURINEWSライター>