古代都市が栄えたサウジアラビアのオアシス・タイマーに宇宙人の痕跡が残されていたかもしれない。
英紙「Daily Star」によると、同地に存在するアル・ナスラ巨石こそ宇宙人が地球に来ていた証拠だと信じている人々がいるという。全長8メートルのアル・ナスラ巨石には、まるでレーザーでカットされたかのような直線の割れ目が入っている。1883年の発見以来、凍結融解による風化によりできたとする説や地殻変動によりできたとする説が唱えられてきたが、決定的な理由はわかっていない。そのためアル・ナスラ巨石をオーパーツに分類する人もいる。
一方、ネット上ではエイリアンのレーザービームが岩を真っ二つにしたのだと信じる人々が現れ、海外ネット掲示板「Reddit」のユーザーらは、「宇宙人が適当に選んだ惑星でスーパーレーザーポインターを使い、誤って岩を半分に切った」のだと主張しているとのこと。これほど不自然な垂直の割れ目は、宇宙人の仕業とでも考えないと辻褄が合わないというのだ。
アニメ『鬼滅の刃』の1シーンから注目されるようになったように、真っ二つに割れた巨石というのは日本にも複数存在する。島根県の「天馬山の割石」や奈良県の「一刀石」が有名だ。しかし、こうした巨石はどうも“割れた”印象を受けるが、アル・ナスラ巨石はどちらかといえば“切られた”印象を受ける。
タイマーには新石器時代より人類が住み着き、紀元前2千年紀ごろには都市を形成していたと言われる。また、その存在は『聖書』でも複数回言及されているそうだ。古代文明に宇宙人が介入していたとする古代宇宙飛行士説に照らしてみれば、この地に宇宙人が来訪していたとしてもおかしくないかもしれない。
さらに、古代人たちがアル・ナスラ巨石を神聖視していた痕跡も残っている。岩の表面に当時の生活や信仰、出会った生物の物語が描かれているのだ。宗教的なものと宇宙人は関係が深く、多くの神々が天から降臨するのは彼らが宇宙からやってきた地球外生命体に他ならないからだとも言われている。そう考えると宇宙人のレーザーカッター説もあながち間違っていないかもしれない。
参考:「Daily Star」、ほか
※当記事は2021年の記事を再編集して掲載しています。
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提供元・TOCANA
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