ルイジアナ州には「幽霊屋敷」と呼ばれている裁判所が存在している。この古い裁判所の改修工事中、謎の浸水が発生。地元の人々が「かつてこの建物が建っていた場所に収容されていた囚人たちの幽霊が引き起こしたのではないか」と噂しているという。
この奇妙な事件の中心となっているのは、同州オペルーザス市にあるセント・ランドリー・パリッシュ裁判所。 1939年に建設されたこの建物は実は5代目の裁判所であり、最初の施設は1805年にさかのぼる。 歴史ある建物には幽霊が住み着いていると言われるが、この裁判所はその性質上、より多くの霊たちが怨念とともに残っているのではないかと恐れられているようだ。
地元メディアの報道によれば、工事現場で最近起こった不気味な出来事の中には、廃止されたエレベーターが不可解にも突然動き出したり、工事中のため当然無人になっている法廷から裁判官の小槌の音が聞こえてきた、などがあるそう。 最も不気味で奇妙な事件とされているのが、4月初めにビルの2階にある書記官室で起こった謎の浸水だ。
「なぜそうなったのか、理由も理由もありません。 配管工に見に来てもらい、すべての配管にカメラを通しましたが、何もありませんでした」と現場作業員は語る。 何の意味もなかった。
その後、水浸しになった部屋が過去に囚人用のトイレとして使われていたことが判明。受刑者の間では、収容されている施設のトイレをわざと詰まらせ、下水道システムを混乱させて不服従を示すことがよくあったという。
この不可解な事件は、かつてこの部屋を使用していた受刑者の最後の反抗的行為だったのだろうか。改修工事が終わるまでにどれほどの霊現象が報告されるのか、気になるところだ。
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文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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