もはやグーグル検索なくしては仕事も生活もままならない事態を招いて久しいのだが、ググる前に覚悟が求められるワードがいくつかある。ググった結果に現れる画像にショックを受けてトラウマになりかねない5つのワードを英ウェブメディア「UNILAD」の記事が解説している。検索窓にそのワードを打ち込む際にはくれぐれも注意と覚悟が必要だ。
■Larvae(幼虫)
グーグルで検索してはならない最初のワードはLarvae(幼虫)である。
オックスフォード辞書によれば、この名詞は「昆虫の活発な未成熟な形態」を意味しており、何の問題もなさそうに思える。
しかし幼虫をグーグルで検索する場合のリスク要因は、同じ名前の条件に遭遇する可能性があることです。
オンラインの医療関連ニュースサイト「WebMD」によると「口の幼虫(Mouth larvae)は、人間や動物の宿主の口腔内で孵化して生息する寄生虫です。これらの害虫は、口腔蝿虫症(oral myiasis)として知られる危険な感染症を引き起こす可能性があります」と説明している。
同サイトはさらに「食べ物に含まれる幼虫を食べると口腔蝿蛆症を発症する可能性がある。ハエが口に入り、傷口に卵を産むこともある」と付け加えている。興味本位で調べてみることはおすすめできないようだ。
■Degloving(デグロービング、皮膚剥脱損傷)
次のワードはDegloving(デグロービング、皮膚剥脱損傷)である。特にその画像は一度見ると頭から離れないため、絶対に避けたい。
再び「WebMD」によると、剥離としても知られるデグロービングは「皮膚の大きな部分とそのすぐ下の軟組織の層が筋肉と接続組織から部分的または完全に引きはがされるときに起こります」とある。安易に検索して目撃してはならないのだろう。
■Krokodil(クロコダイル)
字面では「(ワニの)クロコダイル種の」という意味になるKrokodilは、実はオピオイド系の合成麻薬であるデソモルヒネの俗称である。
2013年の「タイム」誌のレポートでは、それが「世界で最も致死性の薬物」と呼ばれており、それが実際にどれほど危険であるかが示されている。
発端はロシアの医師たちが多くの麻薬中毒者の「奇妙な傷」を発見したことから始まった。
その後、彼らが「Krokodil」として知られる新薬を注射していたことが判明したが、これは後に「CNN」の報道で「肉食ゾンビ薬(flesh-eating zombi drug)と呼ばれるようになった。長期に使用すれば注射していた部位の壊疽を引き起こして骨が露出するまでに悪化するのだ。興味本位での検索は避けたい。
■Fournier(フルニエ)
Fournier(フルニエ)はフランス人に多い姓であるため、普通にグーグル検索しても何の問題もなさそうに思える。
しかしアメリカの「国立希少疾患機構(NORD)」によると、Fournierは生殖器領域の「急性壊死性感染症」を指すこともあるのだ。
「WebMD」は「フルニエ壊疽は急速に悪化し、死に至る可能性があるため、常に緊急事態である」と警告している。この苗字の人物をグーグル検索する際には要注意だ。
■Harlequin ichthyosis(ハーレクイン魚鱗癬)
グーグルで検索してはいけない最後のワードは、先天性魚鱗癬としてよく知られるHarlequin ichthyosis(ハーレクイン魚鱗癬)である。
医療関連のニュースサイト「Healthline」はこの症状を「皮膚に影響を与える稀な症状」であり、「魚鱗癬の一種であり、全身の持続的に乾燥した鱗状の皮膚を引き起こす一連の疾患を指す」と説明している。
加えて同サイトはこの症状を抱えた新生児の皮膚は「魚の鱗に似た厚い菱形の板で覆われている」と記載されている。もちろんこの状態の乳児は直ちに治療を受ける必要がある。
毎日、世界中で何十億人もの人々が検索エンジンを使用しているのだが、グーグルには「トリガー警告」が付属していない場合があることは憶えておきたい。興味本位の検索でトラウマに繋がる不本意な体験をしたくないものである。
参考:「UNILAD」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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