■なぜジム以外のサービスがあるの?

まず、大前提としてchocoZAPは“もともとジム通いをしている人”や“スポーツ経験者”ではなく、“運動初心者の人”をターゲットにしている…と担当者は語る。

「運動したいからジムに行く! という方は少ないと考えていまして、であればジムに行きたくなるような楽しいサービスがあったほうがいいな」「どんな目的・きっかけでもいいのでジムに来て、少しでも運動に親しんでいただきたい」という想いから、多岐にわたるサービスを展開しているのだとか。

実際に「マッサージチェアだけ使って帰る」「エステだけ使いたいから入会した」という人も多く、中には「出先での緊急時のトイレとして利用する」というケースもあり、もちろんいずれも全く問題ない。

全国的に店舗数を増やしている(3月末時点1,383店舗)ことや安めの会費、24時間365日通い放題、着替えや靴の履き替え不要で服装自由というのも、ジムに通うハードルを下げるためある。また、DXを活用した無人運営や、店舗数や会員数によるスケールメリットを活かしたコスト効率化を図り、その分を会員に還元しているという。