昨年、ネス湖は「過去50年間で最大の怪物探し」と銘打った大規模なネッシー捜索イベントを開催。何百人ものボランティアや何十台ものウェブカメラ、カメラを搭載したドローン、さらには濁った深海で原因不明の音を拾う特殊なハイドロフォンまでが投入された。

 この捜索では疑わしい鳴き声や影が記録されたものの、最終的にネッシーだと決定できるほどのものを発見することはできなかった。だがこのイベント自体が非常に成功したことを受けて、ネス湖でネッシーの情報や資料を一般公開している施設であるネス湖モンスター・センターは今年の5月30日から6月2日にかけてさらに大規模な捜索を試みると発表。昨年は民間の参加者が多かったが、今回はさまざまな分野の専門家にも協力を呼びかけている。

 中でも目玉となっているのが、NASAの参加だ。

 ネス湖モンスター・センターのマーケティング・マネージャーであるエイミー・トッド氏は「私たちは、NASAの専門家が湖をスキャンするための高度な画像技術を持っているかもしれないと期待しています」と語る。

 しかも、今回の大規模ネッシー捜索イベントは、1934年にエドワード・マウンテン卿が探検隊を率いて行った史上初の大規模ネス湖探索90周年と重なっている。

「昨年は、アメリカ、カナダ、フランス、イタリア、日本などから参加者が集まり、過去最大規模のネッシー捜索として世界中から注目を集めました。私たちは今年、とらえどころのないネス湖の怪物についてもっと詳しく調べようと決意しています」とトッド氏は意気込みを語る。

 果たして今年の捜索でネッシー実在の証拠は掴めるのか。正体に迫れる事実は突き止められるのか。期待していきたいところだ。

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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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