■鍵は銀行強盗事件?
なぜ4人は失踪したのか? この謎を解く鍵は、失踪事件当日の1965年7月29日、ヨーテポリで起きた銀行強盗事件にあるのではないかという見方がある。
この日の午後2時過ぎ、ヨーテポリの銀行に2人組の強盗が押し入った。1人は銃を持って行員を脅し、ブロンドのカツラに女性ものの服という奇妙な格好をしたもう1人がカウンターに置かれた金を奪ったが、人質の反撃に遭い、片方は足を撃って怪我をした。逃げ出した強盗たちは近所の川まで行くと、服を脱ぎ捨ててダイビングスーツ姿となり、川に飛び込んで姿を消した。「Frogman Heist(カエル男強盗)」の出現に街は当然大騒ぎとなったが、犯人グループは後に逮捕された。
失踪した4人はこの事件に何らかの形で関わっていた可能性があるというのだ。ただそれが協力者だったからなのか、あるいは何かを目撃してしまったからかはわからない。しかしながら、スウェーデン史上でもとりわけ奇妙な銀行強盗事件と同じ日に、同じ街で4人もの若い男性が姿を消したことは偶然とは思えないのも確かである。
この事件はスウェーデンでは有名な集団失踪事件で、今もネットでは好事家たちがその真相について議論を交わしているそうだ。現地メディアの報道によれば、50年以上たった今でも、家族たちはいなくなった者たちの帰りを待っているという。何とも不可思議な事件であるが、解決することを願ってやまない。
参考:「Expressen」ほか
※当記事は2018年の記事を再掲しています。
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提供元・TOCANA
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