■男性は死亡し家族も…

救助隊員が現場に駆けつけたところ、成人男性が意識のない状態で発見され、後に死亡が確認されたという。男性は祖父の遺品を整理している最中で誤って手榴弾のピンを引き抜いてしまい、自身を巻き込む爆発事故を起こしてしまったとみられている。

そのとき男性の2人の子供である14歳の少年と18歳の女性も破片で負傷し、近くの病院に運ばれている。

■戦争の「お土産」代わりか

FBIの発表によると、退役軍人だった両親や祖父母の持ち物から爆発物が予期せず発見されることは、そう珍しいことではないという。

第一次世界大戦や第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争など、さまざまな時代の兵役で「お土産」として手榴弾などを持ち帰る軍人は多くいたようだ。

この事故を受け警察当局は、手榴弾や爆発物を発見した人はそこから離れ、ただちに通報する必要があるとして強く訴える。