■自殺を願うも断念
男はさらに、「最初は自殺したいと思っていたけど、怖くて死ねなかった」「だから代わりに高層ビルから何かを投げ落とそうと考えた。無差別に人を殺せば、警察に逮捕されて死刑を言い渡されると思った」などと説明した。
犯行に使用したレンガについては「建物内の廊下にあったので持ち去って通りに落とした」と話し、「ターゲットを決めていたわけじゃない。ただスナック街には人が多くいるから(そこに落とした)」とも警察に明かしている。
■犯行を繰り返した男
その後の調べで、男は6月17日にも5リットルの水が入ったペットボトル容器複数、缶ジュース、レンガなどを建物から落としていたと判明。少なくとも2名に当て、怪我を負わせていた。
精神鑑定の結果、当局は犯行時の精神状態は安定していた可能性が高いと判断。検察側は死刑を求刑している。