キャリア面談プラットフォーム「Kakedas(カケダス)」を運営する株式会社Kakedasは、20~30代の正社員400人を対象とした「キャリア形成」に関する意識調査の結果を発表しました。

7割が「将来のキャリアに不安があり、明確に描けていない」

「将来のキャリアについての悩み・不安」について質問したところ、「少しある」が44%、「強くある」が25%となり、「悩み・不安がある」と回答した人は約7割に上りました。

さらに、「今後のキャリア展望」についてたずねると、「あまり明確ではない」が45%、「まったく明確ではない」が27%、「今後のキャリア展望について明確ではない」と回答した人が合計7割強でした。

「転職活動を見据えている人の割合」と「不安との関連性」は?

「今後のキャリア形成に際する転職の可能性」に関する設問では、「転職活動を行っている」「転職の可能性はある」と答えた人は、合わせて約6割でした。

すでに転職を見据えて行動している人は、全体の約4分の1を占めていて、「転職の可能性はあると思っており、サイト登録や情報収集は随時行っている」が20%、「具体的に求人応募や面接などの転職活動を行っている」が4%でした。

一方、「転職の可能性はあると思っているが、具体的な活動はしていない」と回答した人が38%と、現状にとどまりがちである人も一定数存在することもうかがえます。

Kakedasが「将来のキャリアに関する悩みや不安」と「転職する可能性」について関連性を分析したところ、「悩みや不安が強くある」と答えた人の82%が「転職活動を行っている」または「転職の可能性があると思っている」と回答したそうです。

キャリア形成への悩みや不安が強い人ほど、転職活動を行っているか、または転職の可能性があると思っていることが明らかになったといいます。

キャリアが不安な時にとる行動は?

「キャリア形成に不安な時に取りそうな行動」について複数回答で質問したところ、最も多かった「友人や家族に相談してみる」は37%。

次に「転職サイトで求人情報を見てみる」が34%、「キャリア形成につながりそうな資格を調べてみる」が32%でした。

調査概要

調査対象:20代・30代の正社員

実施機関:株式会社Kakedas(株式会社アスマークに調査を委託)

調査方法:Webアンケート

調査期間:2024年4月25日(木)~4月30日(火)

回答者数:400人

<参照>

20代・30代正社員の7割が「将来のキャリア」に不安