3位:カルロス アルカラス
スペイン/2003年5月5日/33勝6敗/8,130ポイント
2023年夏にランキング1位に上り詰めたカルロス アルカラスは弱冠21歳ながら男子テニス界を席巻し続けている。2024シーズンはATP1000のBNPパリバ・オープンなどツアー3勝を挙げている。グランドスラムでは全豪オープンでベスト8、全仏オープンでは準決勝でヤニク シナーを、決勝ではアレキサンダー ズベレフを破り、初優勝。続くウィンブルドンでも、準決勝でダニル メドベージェフを逆転で破ると、決勝ではノバク ジョコビッチをストレートで破りグランドスラム連勝。いま最も調子を上げているだけに、2022年に優勝経験のある全米オープンにも大きな期待がかかる。
2位:ノバク ジョコビッチ
セルビア/1987年5月22日/23勝7敗/8,460ポイント
これまで数々の記録を達成、2023年も全豪オープン・全仏オープン・全米オープンとグランドスラム3勝を挙げ、合計24勝で単独トップとなっているジョコビッチ。2024シーズンも春はランキング1位をキープし、現在は2位に下がったが、37歳にして多くの若手選手の「脅威」となっている。全豪オープンではベスト4、全仏オープンはベスト8。ウィンブルドンは決勝でカルロス アルカラスに敗れたものの準優勝。ここまでグランドスラム勝利がないが、ディフェンディングチャンピオンの立場で臨む全米オープンは改めて注目していきたい。
1位:ヤニク シナー
イタリア/2001年8月16日/42勝4敗/9,570ポイント
ウィンブルドンでのベスト4がグランドスラム最高成績だったヤニク シナーは、2024年に大躍進を遂げる。全豪オープンでは当時ランキング1位のノバク ジョコビッチを破り初の決勝進出を果たすと、こちらもランキング上位のダニル メドベージェフを相手に、2セットダウンから大逆転勝ち、初優勝を飾る。全仏オープンでは準決勝でカルロス アルカラスとフルセットの末に敗れるも、初のベスト4進出。ウィンブルドンではベスト8進出(こちらもダニル メドベージェフ相手にフルセットで敗戦)。ほかATP1000マイアミ・オープンなど今シーズンはツアー4勝を挙げる活躍で、キャリア最初のピークを迎えつつある。全米オープンは2022年のベスト8が最高成績。これを上回り、さらにグランドスラム2勝目なるか、注目が集まる。