「ほメガネ」は、若者の可能性を無限大に広げるツール

――「ほめる」を題材にした児童書の『ほメガネの村』が、舞台化されることについての思いを教えてください。

より多くの人が「ほメガネ」をかけるきっかけとなってほしい思いで、大人こそ楽しめるミュージカルを作りました。

『ほメガネの村』は、子ども向けに作られた本にもかかわらず「実は大人のための本ではないか?」という意見が多く届いています。実はその点について間違いはなく、子どもよりもむしろ大人にこそ響くのが『ほメガネの村』の良さなのです。


引用:ほメガネの村

従業員に対して「ほめ育」の研修をおこなっているとき「ほめ育の関連本を上司や社長に読ませたいけど、どうしたらいいでしょうか?」とよく聞かれていました。

従業員がほめ育の本を上司や社長に渡しても、どこか責められているような気がして、まず読まないですよね。そのため、「児童書であればメッセージも伝わりやすいのでは?」と思ったのが、『ほメガネの村』という児童書を作ったきっかけです。

『ほメガネの村』には、社長や従業員、学校の先生など、さまざまなキャラクターが登場します。それぞれのキャラクターに対し「自分はこのタイプだな」と大人が素直に思えるのは、上から目線でない絵本ならではの特権です。


引用:現代版ミュージカル 舞台『ほメガネの村』

そのようななかで、子どもだけでなく大人こそ楽しめるミュージカルを作れば、より多くの人に「人の良いところを見る」良さが届けられると思いました。結果的に、人間関係に悩む若者が「ほメガネ」をかける第1歩となるような舞台にもなったと感じています。

――最後に、これから「ほメガネ」をかけていきたい若者に向けてメッセージをお願いします。

いまは、好きを仕事にできる時代になりました。これからの若者には、自分の好きを追求し続けられるような人生を送ってほしいと思っています。

そして、チャレンジの過程においては、人とのコミュニケーションが欠かせません。いまのうちに、「ほメガネ」で人の良いところを見つけられる習慣を身に付けておくことが大切です。


引用:ほメガネの村

周囲との関係が良好に保てれば、心にも余裕ができて、自分の好きを追求する時間も作れます。ぜひ、これからの人生を前向きに生きるためのツールとして「ほメガネ」をかけてみてくださいね。