マラングルートの攻略方法

筆者は日本人にも人気の初心者向けコース、マラングルートで登頂しました。初心者向けといえども、標高は6,000m近く、高山病で登頂を断念するする人も多くいます。また、年に4~7人の死者もでることから、高山病対策のため、高度順応日を設けた5泊6日のゆとりのある日数がおすすめですが、最短4泊5日での登頂も可能です。また、1日あたりに歩く距離はさほど長くないため、ゆっくりと歩き、体を高度に慣れさせることも肝心です。

高山病対策としては、水分を多く摂ることを勧められたほか、ダイアモックスと呼ばれる高山病予防薬もあるそうですが、副作用があるため入山前からの服用が必要と聞き、筆者は服用しませんでした。

【タンザニア】独立峰世界一、キリマンジャロ登山に挑戦!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<ある日の昼食風景です>

初日は入山ゲートであるマラングゲート(1,800m)からマンダラハット(約2,700m)を目指します。2日目はホロンボハット(約3,700m)まで歩きますが、標高が上がるにつれ、次第に樹木の高さが低くなり、視界がひらけてきます。3日目は高度順応として、付近をトレッキングしたり、ロッジでのんびりと過ごします。

4日目、高度4,700mに上るキボハットを目指して歩きますが、最後の水場となるラストウォーターポイントを過ぎると、一気に空気が薄くなり、景色も荒涼としてきます。5日目はついに登頂の日。夜中0時に出発をし、最高峰であるウフルピーク(「ウフル」とはスワヒリ語で自由の意)を目指します。

【タンザニア】独立峰世界一、キリマンジャロ登山に挑戦!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<山頂直前のキボハットです>

ウフルピークからの日の出は圧巻です。頂上はとても寒いですし、高山病から体を守るためにも、記念撮影をしたら早速下山。二日目に宿泊したホロンボハットまで一気に歩き進めます。最終日はホロンボハットから登山口まで下山。登山終了後には、登頂証明書ももらえ、最高の思い出となります。

【タンザニア】独立峰世界一、キリマンジャロ登山に挑戦!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

下山後はKilimanjaroビールで乾杯。タンザニアで醸造された人気のビールです。

まとめ

今回は、世界最高独立峰キリマンジャロへの登山方法を紹介しました。しっかりと準備をすれば、登山初心者にも挑戦可能な山です。また、登山後に、サファリ観光をしたり、国内線を利用してザンジバル島へアクセスし、青い海・白い砂浜で疲れを癒すのもオススメです!タンザニアはアフリカの中でも比較的治安が良く、日本からのアクセスも比較的容易なため、ぜひ検討してみてください。

キリマンジャロ基本情報
施設名: キリマンジャロ国立公園 (マラングゲート)
住所: Marangu, Tanzania
入場料: 830米ドル

文・写真・Saori K. Courtois/提供元・たびこふれ

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