そんなことも踏まえながら島を散策してみることにします。多くの小島と同様、男木島も島の少し奥に入るとこのような細い路地に沿って民家が並びます。大型のフェリーで来ることができる割には車で走れる場所は限られています。
港から民家のある通りを登って少し小高い場所に上がれば瀬戸内海を望むことができます。
瀬戸内の青い海を望みながら、外でパソコンを使って仕事をされている方がいました。何という贅沢な職場環境。ああ、わたしもこんな環境で仕事がしたい!心からそう思いました。
瀬戸内トリエンナーレの際にパビリオンとして使われていた箇所の多くは今は閉館中ですが、ところどころで廃材を活用してカラフルに彩られた壁を見ることができます。その向こうには島の鎮守である豊玉姫神社の鳥居があります。折角なのでお参りをしていきましょう。
平和に暮らす猫たちに出会える猫の島急な階段を登れば港とその先に四国本土が望めます。この島には本当に夏の海の青がよく似合います。
神社にお参りを、と思って拝殿をのぞくと猫が寝ていました。なんという大胆な寝姿…。この島の猫がいかに平和な環境で暮らしているかがわかります。
猫は民家の裏でも寝ていました。民家につき立入禁止の看板の下。ここなら観光客も来ないと知ってここを選んで寝ているのでしょうか。
店の入り口でも寝ています。日陰で気持ちいいのかな?でもお客さんがここを通るからジャマになりますよ…?
このほかにも倉庫の影で眠る猫、
日陰を選んで器用に眠る猫がいました。男木島は猫の島とも言われています。その名に恥じることなく、島を歩いていると方々で猫に出会います(ほとんど寝ていますが)。
島猫写真展というイベントをやっている施設もありました。
館内は猫の絵や写真がずらり。どれもこの島に住む猫たちで、地元の専門学校の学生たちの作品です。
ここにも猫がいました。さきほどの大漁旗に描かれた「ゴンちゃん」のようです。あいさつ代わりにお腹を撫でたら怒られました。おさわりはいけないようです。
今にも歩きだしそうな「方舟」を訪ねる島の東部にある漁港を抜けて、トリエンナーレの際に造られて今も残る作品を見に行きます。