黒坂岳央です。

自分が経営している会社では月イチでビジネスオペレーションの評価、改善、問題提起を目的とした会議を行っている。生産性のない会議は絶対にやりたくないし、そもそも会議なんてものはどうしても必要な時を除いてできるだけ無い方がいいと思っているので、その生産性を非常に意識している。

有益な会議とムダな会議の違いについて私見を述べたい。

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参加時間と参加人数

有益な会議は参加時間が短く、参加者は最小。ムダな会議の違いはその逆だ。

会社員をしていた頃、「この会議って自分が参加する意味はあるのか?」と疑問を持つ場面が多かった。内容をまったく把握できず、「とりあえず出て」と言われて出てみたが結局、まったく無意味だったという経験をしてきた。

そこから学んだことは「会議の参加者は少なく、参加時間も短い方が良い」ということである。筆者の会社では事前に会議の議題や仮説をオンラインのスプレッドシートに入力してもらい、会議でやることは結論を出すことのみ。参加するのは関係者だけで、自分の出番が終わったら即仕事に戻ってもらう。会議で出た結論を端的にスプレッドシートに書き込み、話し合った内容はiPhoneで録音して、AIに読み込ませて議事録が完成だ。

結論を出すことに直結しない時間はすべてムダなので、その時間は自分の仕事を進めてもらった方がいいという考えだ。