9世代目は流麗ワゴン。3種のパワートレーンを設定

 新型パサートの予約受注が9月からスタートする。発売は年内を予定している。パサートは1973年の初代発売以来、50年以上の歴史を誇るレジェンドモデル。世界累計販売は、あのビートルを凌ぐ3400万台以上に達している。

 9世代目となる最新モデルは、欧州市場のトレンドを反映してワゴン専用モデルに変身。50mm延長したホイールベースによりこうせきの居住性を改善。最大1920リッターの大容量ラゲッジスペースを誇る。

【最新モデルガイド】9世代目VWパサートは先進PHEV設定。9月予約受注スタート!
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【最新モデルガイド】9世代目VWパサートは先進PHEV設定。9月予約受注スタート!
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

 スタイリングは伸びやかで上質。プラットフォームは従来のMQBアークテクチャーの進化版となる「MQB evo」を採用する。シャシー回りには、セグメント初の2バルブ独立制御式のアダプティブシャシーコントロール「DCC pro」を新設定。DCC proは伸び側/縮側を独立オイル回路とした高度制御タイプ。ダイナミックな走行と快適な乗り心地を高次元で融合した先進メカニズムである。

 日本仕様は48Vマイルドハイブリッドの1.5L eTSI(150ps)、2リッターディーゼルターボの2.0L TDI(193ps)、そしてPHEVの1.5L eTSI PHEV(150ps+モーター)という3種のパワーユニットを設定。それぞれエレガンス、R-LINEを用意する(1.5L eTSIのみエレガンス・ベーシックを設定)。

 注目のPHEVはシステム総合出力150kW/250Nmを誇り、19.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。WLTC欧州モードで120kmを超えるEV走行距離を実現している。日常ユースはゼロエミッション、長距離はハイブリッド車として使える先進モデルだ。

【最新モデルガイド】9世代目VWパサートは先進PHEV設定。9月予約受注スタート!
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【最新モデルガイド】9世代目VWパサートは先進PHEV設定。9月予約受注スタート!
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

新型VWパサート主要諸元

モデル=eHybrid Elegance
全長×全幅×全高=4915×1850×1500mm
ホイールベース=2840mm
車重=1830kg
エンジン=1.5リッター直4DOHC16Vターボ(プレミアム仕様)
エンジン最高出力=110kW(150ps)/5000-6000rpm
エンジン最大トルク=250(25.5)/1500-4000-3500rpm
システム総合出力=150kW/350Nm
バッテリー容量=19.7kWh
タイヤサイズ=235/45R18
駆動方式=FF
乗車定員=5名

【最新モデルガイド】9世代目VWパサートは先進PHEV設定。9月予約受注スタート!
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【最新モデルガイド】9世代目VWパサートは先進PHEV設定。9月予約受注スタート!
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

【関連記事】
「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ