専用プラットフォームから開発
LEXUS(レクサス)は、2024年1月開催の東京オートサロンに出展した新型「LBX MORIZO(モリゾウ)RR」の国内仕様を発表、注文受付を開始した。発売は8月下旬頃を予定しているという。また発売に際し、LBX MORIZO RR “Bespoke Build”100台を抽選販売、申し込みは全国のレクサス店にて7月31日(水)まで受付。
LBXモリゾウRRは、「モリゾウことマスタードライバー豊田章男と共に、LEXUSらしい上質な走りと洗練されたデザインはそのままに、クルマとの対話を楽しみ、思わず笑みがあふれ、非日常の高揚感を味わえるハイパフォーマンスモデルとして開発され」たという。
エンジンは、胸のすくようなトルクフルなパワーをもたらすという1.6L直列3気筒インタークーラーターボ(G16E-GTS)を搭載。そのパワーを惜しみなく活かしきるために、クルマの基本素性もレーシングドライバーとともに徹底的に鍛え上げたとのことだ。
俊敏さと力強さを両立するための専用プラットフォームを開発し、様々な路面状況で高いコントロール性を実現するため、フロントロアアームには世界初となるレスポンス向上減衰構造REDS(Response-Enhancing Damping Structure)を採用。さらにレクサスならではの静粛性を実現すべく、スポーティな走りの中にも音や振動の発生源を抑制する源流対策を徹底的に追求したという。
車両性能を最大限に引き出すため、Direct Shift 8ATの設定や、レクサス初となる6速iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)の採用に加え、スポーティな走りに貢献するという電子制御フルタイムAWDを搭載している。
デザインでは、ヒエラルキーを超えた上質さと存在感を併せ持ち、日常でカジュアルに使いたくなるというデザインコンセプト「Premium Casual」をベースに、「高いパフォーマンスに裏付けられた」ものが追求されている。
エクステリアでは専用の前後バンパーや19インチ鍛造ホイール、カラードアーチモール・カラードロッカーモールなど、専用装備により低重心・ワイドスタンスの強調を図った。インテリアでは、よりスポーティでクルマと対話できる空間を追求し、運転する楽しさをもたらす専用のスポーツシート、アルミペダル、インテリア加飾を採用することで、クルマとの一体感を楽しみ、走る喜びを堪能できる室内空間を目指したという。
豊富なバリエーションからユーザーだけの1台が選べる「Bespoke Build」では、モリゾウのシグネチャーカラーであるイエローを採用した専用キャリパーを設定するなど、専用カスタマイズを用意し、週末に乗りたいカジュアルラグジュアリーを目指したとのことだ。
レーシングドライバー佐々木雅弘からのメッセージ
GRやレクサス車の運動性能開発に参加、LBXにおいても開発ドライバーとして参画したレーシングドライバーの佐々木雅弘選手は、次のようにコメントしている。
「LBXのHEVモデルがスニーカーだとすれば、MORIZO RRは身体を動かしたい時にも場所を選ばずに履ける、スパイクにもなれる運動靴のイメージで、エンジンやDirect Shift-8ATがもたらす力強い加速や気持ちの良いサウンドからクルマの楽しさや走る喜びを感じて頂けると思います。
LBX MORIZO RRでは、モータースポーツを起点にGRが鍛え上げてきたパワートレーンをレクサスらしく仕上げることに注力しました。アジャイルな開発を実践し、走り込みを重ねる中で、クルマと共に開発に関わる『人』も大きく成長しました。モリゾウさんのようなクルマ好き・運転好きがワクワクする遊び心を詰め込んだレクサスのクルマづくりに取り組んで参ります」
文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB
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