パナソニック株式会社くらしアプライアンス社は、マレーシア国民大学のミンハズ博士、元教授マズリン博士との共同研究を実施。マレーシアで初めて水道水における浄水性能検証を行いました。
その結果、アルカリイオン整水器(TK-AS700、TK-AS500)および浄水器(TK-CJ300)が、不純物4種に関し煮沸以上の除去性能があることが明らかになりました。
煮沸で除去できない物質を除去
マレーシアの水道水は、マレーシア保健省(MOH)によって浄化処理直後の品質保証はされているものの、各家庭に実際に届く水の品質に関しては公言されていません。そのため、マレーシア国内では水道水を煮沸してから使用するのが一般的です。
一方で、水道配管から溶出される重金属などの不純物は、煮沸では除去できないという課題があります。
そこで今回、水道水に含まれる「遊離残留塩素」「クロロホルム」、水道配管から溶出される「鉄」「マンガン」の4種を対象に、煮沸時および浄水カートリッジ使用時による含有量を比較。
パナソニック製浄水カートリッジ使用時には、対象不純物の大幅な減少が確認されました。
世界の水不足解消への期待
今回の試験結果により、マレーシア国内の水道水が、浄水カートリッジを使用することで、より安心安全に飲用できるようになる可能性が広がりました。
国際連合によると、世界人口の40%が水不足の影響を受けており、淡水への負荷は2050年までに40%以上増加する見込みだといいます。「安全な水」の確保は、世界的課題といえるでしょう。
パナソニックは、浄水カートリッジによる高い不純物の除去性能立証を受けて「マレーシアをはじめ世界各地において、安心して水道水を飲めるよう貢献していきます」と述べています。
<参照>
[プレスリリース]マレーシア初 煮沸以上の不純物除去性能をマレーシア全土の水道水にて実証(2024年7月18日)
マレーシア初 煮沸以上の不純物除去性能をマレーシア全土の水道水にて実証