【拝啓、徳島より30】大自然の中で味わうコーヒーは最高ですが、アウトドアで本格的なドリップコーヒーを味わおうとすると、ギアが多くなってしまうのが悩みの種。もっと便利にかっこよく、アウトドアコーヒーを楽しめないか・・・。そこで、「trangia(トランギア)ケトル」を使った軽量・便利なギアで、ドリップコーヒーに挑戦してみました!結果はもちろん大満足!アウトドアシーズンに大活躍してくれること間違いなしのコーヒーギアを紹介します。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=軽量・便利に楽しめる「trangia(トランギア)ケトル」 (筆者撮影)、『BCN+R』より 引用)

アウトドアコーヒーはギアが多い問題

 微風に吹かれながら味わうコーヒーは、キャンプの定番中の定番とも言える楽しみ。徳島に移住してからというもの、森の中や海岸など、さまざまなキャンプ場で屋外コーヒーを楽しんできました。

 どんな場所でも外で飲むコーヒーは最高においしいですが、難点は道具が多いこと。コーヒー豆、グラインダー、フィルター、ドリッパー、ケトルは必須で、より本格的な味を楽しみたいなら、さらにスケール(測り)やタイマーも必要になってきます。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=コーヒーギアたち (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

 ちなみに、過去にはお気に入りのSTANLEYも紹介しているので、興味がある方はぜひ過去の記事を参照してください。

<過去記事>
日常が変わる!? STANLEY「H2.0 真空スリムクエンチャー」をおすすめしたい理由=

 私が特に「かさばって嫌になる・・・」と思っていたのがドリップ用のケトル。コーヒーの味わいはお湯の量や注ぐ速さで変わってくるため、お湯が落ちるスピードをコントロールのしやすい細いノズルがついた専用のケトルが必要です。

 キャンプに行く際は普段、家で使っているものをそのまま持っていくことが多いのですが、「もっとキャンプギアっぽく軽量化できないか...」と常々考えていたところ行き着いたのが、「trangiaケトル×ドリップ用ノズル」の合わせ技です。

 知り合いの喫茶店の店主にも、「これで十分においしいコーヒーが淹れられるよ」と勧められたので、見た目のかっこよさも気に入って、早速試してみることにしました。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=外で飲むコーヒーは最高 (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

trangiaケトルの使いやすさに脱帽!

 trangiaは、「メスティン(アルミ飯ごう)」でも有名なスウェーデンを代表するアウトドア用品メーカーです。trangiaケトルはその軽さと使い勝手の良さから、キャンプや登山で愛用している人も多く、アウトドア好きにはお馴染みのギアと言えるでしょう。

 大きさは、0.6L、0.9L、1.4Lの3種類で、ソロや少人数のキャンプでは0.6Lか0.9Lのケトルを使っている方が多い印象です。私も大きさをどちらにするかすごく迷ったのですが、「0.9Lでも190gと軽量(0.6Lは140g)」「2人分以上のコーヒーを淹れる時にも使える」などの理由から0.9Lをチョイスしました。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=無骨な見た目がかっこいい (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

 0.6Lのコンパクトさも魅力ではあったのですが、徒歩キャンプや登山はほとんどしないので、今回はコンパクトさよりも機能性を重視しました。

 箱から取り出してみて、まずはその見た目にうっとり。無骨なアルミの筐体に、持ち手の細さも相まって、とても「洗練されている!」という印象です。まさに「これぞアウトドアギア!」といった感じ。かっこいい!

 持ってみると思わず、おお!と声が出るほど軽く、ザックの底に忍ばせてハイキングに出かけてもまったく差し支えないなと感動しました!

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=麻袋に入っていて持ち運びも便利 (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

 そしてケトル以上に重要なアイテムが、注ぎ口にはめこんで使うドリップ用ノズルです。今回はTITAN MANIAのチタン製ノズルを購入しました。

 麻袋に入ったノズルには大きさの異なる三つの耐熱シリコンがついていて、使用するケトルの注ぎ口の大きさに合わせて付け替えることができます。trangiaケトル0.9Lには二番目に大きいシリコンがジャストフィット。隙間から溢れることもなく、安定してお湯を注げます。

 trangiaケトル自体が軽いので、ケトル内のお湯の重さ(残量)をしっかり感じられることも、ドリップコーヒー用のケトルとしては超優秀なのではないかと感じました。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=ノズルはジャストフィット。取り外しも簡単 (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

使い勝手は、めちゃくちゃいい!

 ギアが揃ったので早速キャンプ場へ!梅雨明け間近の7月某日、山奥の川沿いにポツンと開かれたキャンプ場は、週末なのに貸切状態です。川から気持ちいい風が吹いてくる場所にテントを張り、まずは火を起こします。

 キャンプサイトには小枝や杉の枯葉がたくさん落ちていたので、着火剤などは使わずに簡単に火おこしができました。整ったところで休憩タイム。早速、準備してきたギアを使ってコーヒーを淹れていきます。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=徳島はキャンプ場がたくさんあって楽しい (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

 trangiaケトルは、直火でもOK。薪や炭火の上にそのまま置いてもいいし、もちろんバーナーで素早く沸かすこともできます。直火で使う場合は取っ手のカバーをいちいち外すのが少し面倒ですが、それもまあご愛嬌ですね。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=trangiaケトルは直火もバーナーもOK (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

 バーナーに載せても安定感は問題なし。今まで使っていたホーローのコーヒーケトルよりも何倍も早くお湯が沸きました。“正しいギア”を使うと、自分でも気が付かなかった小さなストレスが解消されていく楽しさがありますよね。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=高さがなく平坦なのでバーナーに載せても安定感抜群 (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

 お湯が沸くのを待ちながら、手動のグラインダーで豆を引いておきます。お湯が沸いて火を止めてから、ノズルをつけて、いざ、ドリップタイムです。

 TITAN MANIAのノズルは細さと太さのバランスが絶妙で、思っていた以上にお湯を注ぎやすい!お湯の量や速度の調節もしやすく、ドリップ初心者でも扱いやすいギアだなと感じました。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=ノズルのおかげでお湯を注入する際のコントロールもしやすい (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

 2人分のコーヒーを淹れてもまだ残りに余裕があるので、カップラーメンを作ったり、そのまま冷まして白湯にしたりと何かと便利。0.6Lと0.9Lの大きさで迷っていましたが、大きい方にしてよかったと使ってみて改めて思いました。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=見た目もかっこいい! (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

“正しいギア”を使うとキャンプはより楽しくなる

 これまでは「家にある道具で代用すればいいか」と思っていたのですが、今回、キャンプ専用のケトルを使ってみたことで、「キャンプの際にはキャンプ道具を使うのが一番」という至極当たり前のことに改めて気づけました。

軽量・便利!アウトドアシーズンに向けて「trangiaケトル」でキャンプコーヒーを極める
(画像=徳島には川遊びや海遊びのできるキャンプ場がたくさん! (筆者撮影),『BCN+R』より 引用)

 見た目も機能性も含めて、trangiaケトルとドリップノズルのセットは本当に優秀!キャンプ用ケトルの注ぎ口は短くて太いので、お湯が一度に出過ぎたり、こぼれたりする場合もありますが、ノズルをセットすればその心配はありません。普通のケトルとしての使い勝手も格段に上がるので、コーヒーをドリップしない人にも、ノズルとのセットはおすすめです。

 今年の夏はこの新しいギアたちとともに、大自然でのキャンプを一層堪能できそう。今からとっても楽しみです!(フリーライター・甲斐イアン)

※Amazonのアソシエイトとして、BCN+Rは適格販売により収入を得ています。

■Profile
甲斐イアン
徳島在住のライター、イラストレーター。千葉県出身。オーストラリア、中南米、インド・ネパールなどの旅を経て、2018年に四国の小さな港町へ移住。地域活性化支援企業にて、行政と協力した地方創生プロジェクトの広報PR業務に従事。21年よりフリーランスとなり、全国各地の素敵なヒト・モノ・コトを取材しています。

提供元・BCN+R

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